ある男性が両脚と計5本の指を切断する原因となったのは、愛犬のよだれ?

 イギリス在住のジャコ・ネル(50)という男性が、愛犬のよだれに潜んでいたある菌が原因で最終的に両脚と5本の指を切断することになってしまった。

画像1: 犬の「よだれ」が原因である男性が両脚と5本の指を失う

 ある日、愛犬と遊んでいる最中に手に小さな切り傷ができたジャコ。しかし、それほど大した傷ではなかったため気にも留めていなかったが、その直後からジャコの体に異変が起き始めた。最初は熱と悪寒、体の痛みといった風邪に似た症状だったいうが、ジャコの体調はみるみるうちに悪化。

 心配した交際相手の男性が呼んだ救急車で病院へと運ばれ、すぐに集中治療室へと入れられたジャコが診断された病名は「敗血症(※)」。愛犬の唾液に含まれていたなんらかの菌に感染したことが原因だったという。

※感染症をきっかけに、心臓や肺、腎臓など、さまざまな臓器の機能不全が現れる。

 病院に運ばれた時点でかなり深刻な病状だったジャコは、壊疽が進行していたこともあり、両脚と5本の指の切断というツラい決断を迫られことになった。当初の診断で生き延びられる可能性は20%と言われたジャコだが、懸命の治療とリハビリにより、現在は義足をつけて生活できるまでに快復している。

画像2: 犬の「よだれ」が原因である男性が両脚と5本の指を失う

 ただし、敗血症によって顔面にも変化があったことが「1番ツラい」と英Metro誌のインタビューで語ったジャコは、いまだに外出することに抵抗を感じるといい、敗血症にかかったことで「脚と指だけでなく、自信も失った」と吐露した。

 ちなみに、敗血症は病状が進行すると4人に1人が亡くなると言われている。

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