14歳でレイプ被害にあったある女性が、男性と交際することについての本音を語った。

「同じような経験をした人たちに知ってほしい」

 現在、米カリフォルニア州に暮らすエラ・ファイロン(20)は、14歳の時に引っ越し先のテキサス州の片田舎で同級生の男子生徒から薬物を飲まされ、暴行およびレイプ被害にあった。その後、加害者とその友人たちからレイプされたことを恥辱され、ヒドイいじめを受けたエラは、身の安全のため引っ越しを余儀なくされたという。

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 のちに家族とともにカリフォルニア州に戻ったエラは、自分と同じような経験をした少女たちを救いたいという思いから、レイプ撲滅のための団体を自ら設立。現在、主に高校でのレイプ被害を未然に防ぐことを目的とした団体「Safe B.A.E(セーフベイ)」の代表を務めている。

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 そんな壮絶な過去を持つエラが、米Teen Vogue誌のインタビューに現在交際中の恋人ヘンリーとともに、レイプ被害にあったあとの恋愛や性交渉に対する本音を語った。

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 「自分の身に起きたことを話すのは不安だった。彼がそのことについてどう思うかがわからなかったから。それに、“キズモノ”だと思われるかもしれないという不安もあった。だから、何が起きたのか伝えるまでにあなたのことをもう少しよく知って、落ち着いて話せる関係になるまで待とうと思ったわ」

 「初めて性交渉をした時はすごくナーバスになった。でも、私の心の準備ができるまでちゃんと待ったの」

 「事件後、私にとって性交渉は(男性と交際するうえでの)ただの義務みたいなものになっていた。私を傷つけるものだったの。だから彼にそのことを正直に伝えたわ。彼ともっと親密になりたかったし、気分良く性交渉をしたいと思ったから」

 「いつもほかの女の子とは違うと感じてた。なんていうか、自分の体とつながりを感じることができなかった」

 「性交渉をするたびに過去のことが頭をよぎるわ。親密な関係になってすぐの頃は、いつも性交渉をしたあとに泣いていた」

 「事件後は自分の体に自信を持てなくて、恥ずかしいとさえ感じた。服を脱ぐことがコワかったし、腕を出すことすらできなかった」

 互いに強い信頼関係を築くヘンリーを前に、ありのままの胸の内を語ったエラ。彼女にとって現在の恋愛事情や性事情を話すことは、過去のツラい経験を思い出すことにもなる。それでも今回エラがインタビューに応じたのは、「同じような経験をした人たちに知ってほしかったから」だという。

 そんなエラは、今後も自分の声でありのままを伝えていくつもりであると語った。

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