アメリカのディズニーファンのあいだで長年囁かれている都市伝説があるのをご存じだろうか?カリフォルニア州のディズニーランドにある、ディズニーランド最古のコースター「マッターホルンボブスレー」が「呪われている」という内容のものなのだが…。
このウワサの真相について米メディアのBustleが検証。その結果、呪いは存在しないという結論にいたったわけだが、同メディアは「呪われていない」という結論を出したうえで、ウワサが流れるきっかけとなったある事故について説明した。
今から約34年前の1984年、同アトラクションに乗っていたレジーナ・ヤングという女性が走行中に乗り物から転落し、死亡するという事故が発生。
安全のためのシートベルトを装着していなかったことが原因の事故だったが、隣に誰も乗車していなかったため、レジーナが自分でシートベルトを外したのか、それとも何らかの不備でシートベルトが外れてしまったのか、最後まで事故の真相が解明されることはなかった。ただし、ディズニーと被害者家族のあいだでは和解が成立している。
この事故のあと、レジーナが亡くなったコースは彼女のニックネームである「ドリー」にちなんで、「ドリーズ・ディップ(Dolly's Dip)」と呼ばれるように。
しだいにキャストのあいだで「ドリーの幽霊を見た」「姿は見ていないけど、存在を感じる」といったウワサが流れ始め、来園者の耳にもそのことが伝わり「マッターホルンボブスレーは呪われてる」と言われるようになったというわけ。
Bustleは「ウワサが一人歩きしてしまっただけ」と結論づけていたが、信じるか信じないかはあなた次第。