マーベル映画『デッドプール2』で、ライアン・レイノルズ演じる不死身のヒーロー、デッドプールの体が真っ二つに切り裂かれるシーン。
このシーンはその後の爆笑やり取りにつながるアイコニックなシーンだが、今回フロントロウ編集部が、このシーンの撮影中の写真を入手。アイアンマンの体が真っ二つになるシーンの撮影の舞台裏が明らかになった。
シーンの撮影当日
「体真っ二つシーン」が撮影されたのは、カナダのバンクーバー。
セットにはデッドプールのスーツを着たライアンと、ドミノ役の衣装を着たザジ・ビーツの姿があった。
デヴィッド・リーチ監督と何度もスタントの確認をしたライアン。肝心の撮影シーンになると、何やらゴソゴソと動き出した。
そのまま瓦礫の中に寝転び、撮影を始めるライアン。次の瞬間、カットの声がかかりライアンが立ち上がると、下半身に着ていたのは、CGでデジタル処理をしやすくする青色のボトムス。
さらに次は、上半身だけ青色のトップスを着たデッドプール姿の男性がライアンの隣に座り込んで撮影をはじめた。こうすることで、デジタル処理した後に、“デッドプールの上半身だけ”と“デッドプールの下半身だけ”という2つの部位が並ぶことになる。
数分のシーンのために、何度も話し合いながら、この青色のボトムスを着た状態&脱いだ状態でじっくり撮影していた『デッドプール2』クルー。あの衝撃的なシーンには、クルーの細かい計画と地道な努力がつまっていた。