ティモシー・シャラメの新境地、薬物依存症に苦しむ少年役を熱演

　昨年から飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しているティモシー・シャラメは、今年4月に公開された映画『君の名前で僕を呼んで』で、アカデミー賞にノミネートされたほどの演技力を持つ注目の実力派俳優。

　これまでにもほかの作品で多感な思春期の役柄を演じてきた彼が、新作映画『ビューティフル・ボーイ (原題)』では新たに薬物依存症に苦しむ少年という難しい役に挑戦。

　米作家デビッド・シェフによる自伝的ノンフィクション小説と彼の息子の自叙伝が原作となっており、ティモシー演じる少年ニックと彼の薬物依存と向き合う父親の姿が描かれている。

　一見普通の少年のように見えるが実は心に大きな闇を抱えているニックが、家族の支えで依存症と闘っていく姿を描いた本作。ティモシーが放つ独特の存在感が少年の心情に深みを出している。

　日本での公開は未定だが、アメリカでは10月12日に公開が予定されている。