俳優のモーガン・フリーマンが、複数の女性に対してセクハラ行為をしていたことが明らかになった。

 映画『セブン』や『ミリオンダラー・ベイビー』などの数々の名作に出演してきたベテラン俳優のモーガン・フリーマン(80)。ここ数ヵ月間調査を行ってきたCNNによると、16人の女性がセクハラを受けた、セクハラを目の当たりにしてきたと主張。その中の8人が実際にセクハラの被害にあったという。

セクハラ行為の実態とは?

 その中の1人の女性は、2015年に公開されたコメディ映画『ジーサンズ はじめての強盗』でプロダクション・アシスタントとして働いていたところ、ある日モーガンにスカートをめくられ、下着を履いているか聞かれたと明かした。

画像: セクハラ行為の実態とは?

 その行為を見た共演者のアラン・アーキンがやめるように言うと、すぐさまその場から離れたという。彼女は何か月もセクハラ行為に耐えていたと話した。

 このほかにも、他の映画の撮影現場で女性の体や服装について不快に思う言葉をかけたり、勝手に体に触れたりなどの行為を行っており、このような行動や言動を10年間以上続けていたことが明らかになった。

 今回CNNの取材に答えた女性たちは、仕事を失うのが怖くてなかなか口に出すことができなかったという。

 これに対してモーガンは、「私のことを知っている人、私と働いてきた人は、私がわざと誰かの気分を害するようなことをする人間ではないと知っているでしょう。不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。そんなつもりはありませんでした」とコメントをした。

 今年の1月に行われたアメリカの映画賞の1つであるSAGアワードで、功労賞を受賞したモーガン。しかしこのセクハラ行為の報道を受け、アワードの組合側は、賞のはく奪も検討にいれて話し合っているという。

(フロントロウ編集部)

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