バーガーキングの「目には目を」攻撃が強烈
パンケーキなどのブレックファストで定番メニューを提供する人気チェーンレストラン「IHOP」が、新たにバーガー類もメニューに追加することから、レストラン名を「IHOB」に変更した。
長らく愛されてきたレストランの名前が変わるとあって、多くのファンから「なんで変えるの(泣)」といった声が寄せられるなか、同業であるチェーンレストランやファストフート店も、IHOBに変更したことに反応。
とくに人気バーガー店のバーガーキングは、これまでパンケーキを売りにしていたIHOBが、わざわざ自分のテリトリーであるバーガー業界に進出したことに不快感をあらわにした。
バーガーキングは公式SNSアカウントで、名称を「バーガーキング」ならぬ「パンケーキキング」に変更。IHOBと同じく名称を変えて、強烈にライバル視してみせた。
さらに“パンケーキキング”は、「ヘイ@バーガーキング、IHOBが借りられるグリルはある?」というファンのおちょくりツイートにこうコメント。
「ごめんなさい、古いバーガーキングは今電話にでられないわ…」
どこか聞き覚えのあるフレーズで、IHOBを挑発した“パンケーキキング”。そう、このフレーズは、テイラー・スウィフトがこれまでにバトルを交わしてきた相手にジャブを放った楽曲「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」の歌詞の一部。
本来の歌詞なら、“パンケーキキング”がツイートしたこのフレーズのあとに、「だって彼女は死んだから(Cause she’s dead)」となるため、新しい自分へと生まれ変わった“パンケーキキング”がこれを機に、IHOBと対戦するための戦闘モードに入ったことを匂わせた。
もちろんこれは、ジョークを交わすことの多いバーガーキングの粋な策略であり、本当に“パンケーキキング”に名称が変わったわけではない。
とはいえ、世界的に人気のバーガーキングが、SNSアカウントでブランド名を変えるというなかなか勇気のいる行動で今回の件に反応したとは、IHOBの名称変更が、業界を震撼させるほど大きな出来事だったことが伺える。(フロントロウ編集部)