人気ファストフード店のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が、ベジタリアン向けの商品をメニューに追加することを検討している。

「チキンを使わないフライドチキン」開発中

 フライドチキンが売りのKFCが、その代名詞のメニューに加えて、ベジタリアンの人でも食べられる食材の開発を開始したことを明らかにした。

画像: 「チキンを使わないフライドチキン」開発中

 なんとも斬新な決定事項。その背景には、世界的に「健康志向」を促進するライフスタイルが注目されていることと関係している。

 たとえばイギリスでは、カロリーを2015年までに20%削減する取り組みが進められており、こうした取り組みに対応するためにも、今回KFCは「チキンを使わないフライドキチン」を開発して、ヘルシーなメニューを追加したいと考えている。

 KFCの「ベジタリアン化」については、まだ初期段階だが、この開発がスムーズにいけば、低カロリーもしくはゼロカロリーのソフトドリンクの導入をしていきながら、早ければ2019年にもイギリスやアイルランドで公式発表されるかもしれないという。

 フライドチキンを売りにしてきたKFCが、いままでとは全く異なる方向性に戦略を変えているのは、より持続的な経営を行っていくうえで、時代の流れを上手くくみ取っていく必要があるから。

 実際に、つい先日には、パンケーキを売りにしていた人気チェーンレストラン「IHOP」が、ハンバーガーを売り出すために「IHOB」にレストラン名を変えてしまったという、大幅な変貌を遂げたばかり。

 そんな流れもあってか、KFCはベジタリアン向けの商品を開発するという大胆な行動にでた。(フロントロウ編集部)

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