王室に馴染むための工夫
5月に行われたヘンリー王子との結婚式をもって、正式に英ロイヤルファミリーの仲間入りを果たしたメーガン妃。先日も、女王と2人だけでの公務を無事に成し遂げるなど、予想以上にスムーズに王室に順応する様子を見せているけれど、彼女の早くロイヤルファミリーの一員として認められたいという心持ちはファッションにも表れていた。
結婚後のメーガン妃のファッションで特筆すべきなのは、着用する色のチョイス。クリーム色やベージュなど「ニュートラルカラー」と呼ばれる落ち着いたカラーを選ぶことが格段に増えている。
王室に詳しいファッション評論家のルーカス・アーミテージが英デイリー・メールに分析したところによると、この背景には、つねに明るい色の洋服を着用しているエリザベス女王への配慮があるという。
エリザベス女王と言えば、つねに原色やヴィヴィッドカラーなど、鮮やかな色合いの洋服を着ていることで有名。
これには本人の好みはもちろん、公務などの際に女王の姿を一目見ようと集まってくれた群衆たちが、遠目からでも「女王を見た!」と言えるようにとのエリザベス女王の心遣いも込められている。
女優として活動していた頃は鮮やかで大胆な色使いの洋服を好んでいたというメーガン妃だが、そんな女王のファッションポリシーの邪魔をせず、そして女王を引き立てることができるよう、王室入り後は、慎ましく控えめなカラーチョイスにシフトしたのだという。
ヘンリー王子との婚約中から王室の女性たちの間では避けられている黒い洋服を着用したり、結婚式の数週間後に行われたエリザベス女王の誕生日パレードではオフショルダーのトップスを着用して肌を露出したりと、王室に伝わるファッションルールを破りがちなことが注目を集めているメーガン妃。彼女は彼女なりの方法で、エリザベス女王に敬意を表し、ロイヤルファミリーのメンバーやイギリス国民たちに受け入れられようと努力しているようだ。(フロントロウ編集部)