モデルのジジ・ハディッドが、“エイリアン”に扮した人気ファッションブランド「モスキーノ(Moschino)」の広告に批判が殺到。そのワケとは?

移民問題が関係

 先日、人気ファッションブランド「モスキーノ(Moschino)」のクリエティブ・ディレクターを務めるデザイナーのジェレミー・スコットがインスタグラムで公開した、同ブランドの広告に批判の声が殺到している。

Jeremy Scottさん(@itsjeremyscott)がシェアした投稿 -

 ジジ・ハディッドが、全身を青く塗った「美しきエイリアン」に扮したこの広告の一体どこに問題があったのだろうか?その理由はこの広告そのものではなく、この写真を投稿した際のジェレミーの「このエイリアンが唯一法を犯しているのは、彼女の“美しさ”」というコメントにあった。

 移民問題で揺れるアメリカでは、不法移民の子どもたちが親から引き離されて収容されている事実が明らかになったことで、一般市民を巻き込む大論争に。

 実は、「エイリアン(Alien)」という単語は、地球外生命体という意味だけでなく外国人を指して使われる言葉でもある。そのため、ジェレミーが移民問題を連想させる「エイリアン」と「法を犯す(不法)」という2つの言葉を使ってこの広告を表現したことを、「不愉快」「無知」と感じる人が続出。

画像: 移民問題が関係

 ちなみに、そんな人々からの批判に対して、ジェレミーは「そもそもこの広告のコンセプトは、『不法滞在者』に対するアメリカ政府の無慈悲な対応に目を向けるためのものです。私は、『外国人(エイリアン)』とは何かをみんなで考えるために、モデルたちに色を塗りました。彼らはオレンジ、ブルー、イエロー、グリーン?違います。彼らは私たちの友達であり、ご近所さん、同僚、親戚、もしくは私たちの愛する人たちです」と反論している。(フロントロウ編集部)

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