Facebookに投稿されたクレームによって、米スターバックスコーヒーに批判の声が殺到している。

吃音のカスタマーをバカにした店員

 ことの発端は、あるカスタマーが友人とともにフィラデルフィア州にあるスターバックスを訪れた時に体験した、バリスタによる嫌がらせ行為をFacebookに投稿したことから。

 吃音症を抱えているサムという友人がオーダーで自分の名前を上手く言えなかったことを、バリスタが「サ、サ、サム」とマネし、さらにはカップに書くスペルにもわざとらしく「SSSAM」と記載する嫌がらせを受けたのだという。

 この出来事を受けて、スターバックスのカスタマーセンターにクレームを送ったところ、スターバックスは「バリスタの名前の書き方」を謝罪し、5ドル分のギフトカードを贈与した。

画像: Tan Lekwijit www.facebook.com

(Updates: Starbucks has commented on this post and reached out to Sam) Starbucks has deleted my post from their page,...

Tan Lekwijitさんの投稿 2018年7月1日日曜日

Tan Lekwijit

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 しかしこれでは投稿者の怒りはとどまらず、本当の問題はバリスタが名前の書き方を間違ったことではなく、話すことに障がいがある人に対して極めて失礼な態度を取ったことだと主張している。

 吃音症の人にとって、こうした些細なことこそ自信を失う原因になると言い、話し方をバカにするような行動を慎むようスターバックスの店員に呼びかけた。

 そんなクレームの投稿は、当事者らの共感を受けて瞬く間に拡散。スターバックス本社は「こうした問題を見過ごすわけにはいきません」「カスタマーに謝罪するとともに、いち早い改善に努めます」と声明を発表。

4月にも非難されたばかりのスタバ

 ペンシルベニア州のスターバックスでは、4月にも店内にいた黒人客が何もオーダーしなかったという理由だけで通報された事件で大バッシングを受けたばかり。

 これを受けて、全米の従業員を対象に人種の偏見を見直すトレーニングを行い、すべての人が購入の有無に関係なく店内を利用できるようにポリシーを変更した。

 そんななか、再び起こった店員を発端とした事件。今年のスターバックスはスタッフの失態による問題が多く発生し、一部ではボイコットの熱も加熱している。(フロントロウ編集部)

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