あるミスコンの優勝者がミスの称号を返還することを決めた「理由」が称賛されている。

過去のレイプ被害が関係

 今年6月に開催されたミス・マサチューセッツの選考会に出場していたモード・ゴーマン(24)が、ファイナルステージを目前に、同ミスコンの出場資格として必要な“ミス・プリマス・カウンティ”の称号を返還することをSNSで発表した。

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 「ミス・プリマス・カウンティの称号を返還する=ミス・マサチューセッツへの出場資格を失うこと」になるが、なぜモードは念願の“ミス”の称号を返還することにしたのだろうか? 

 その理由は、ミス・マサチューセッツの選考会の最中にMe Too運動を馬鹿にするような発言と演出があったから。実は、モードには13歳の時に3人の男性から集団レイプ被害にあった壮絶な過去があり、彼女もMe Tooの当事者だったのだ。

 本来であれば女性を支援する立場になければならないミスコンの大会関係者が、よりにもよって自分が出場する大会で無神経な発言をしたことにひどく憤りを感じたモードは、そのことを見過ごすことができず、せっかく手にした称号を手放すことを決意。

画像: 過去のレイプ被害が関係

 自身のインスタグラムで、「私自身も性犯罪の被害者であり、なおかつ同じ被害者や女性全般を支援する者として、“見逃す”ことは絶対にできません。そのかわりに、これまで声を上げた人たちと同じく私も立ち上がります」とコメントしたモードは、それからしばらく経ってから称号を返還したことは「正しいことだった」と改めて語った。

 その後、ミス・マサチューセッツの大会運営側は不適切な発言と演出があったことを認める声明文を発表し、謝罪。勇気ある行動を取ったモードのもとには、たくさんの人たちからその行いを称賛する声が殺到した。(フロントロウ編集部)

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