子連れの女性がチケットの不備のためコンサート会場に入れず困っていたところに、ヒーローが現れた。

 7月最後の水曜日に、双子の息子と娘と共に彼らが大好きなアカペラグループ、ペンタトニックスのコンサートに向かった女性。しかし数時間かけて会場があるアーカンソー州ロジャーズに到着した時、地獄のような報せが待っていた。

 女性はフェイスブックの投稿で、こういきさつを明かした。

「チケット売り場の職員にeチケットを見せたところ、その公演のチケットではないことが分かったのです。StubHub(※チケット売買サイト)でこのチケットを売った人が私たちに渡したのは、別日にテキサス州ダラスで行われている公演のものだったのです。競技場は新たなチケットの購入を勧めましたが、私にはそんなお金はありませんでした」

 その後、女性は涙ながらにStubHubと交渉するも、サイト側は「どうすることも出来ません」の一点張り。泣きじゃくる双子を連れてがっくりと肩を落としながら会場を後にしようとした時、ある女性に何があったのかと声をかけられたという。

「今回の旅の話やチケットの問題を女性に打ち明けたら、女性と彼女の友人2人が自分たちのチケットを私たちに渡してきたのです。グルーポンでゲットしたものでそこまで興味はないから、私たちにもらってほしいとのことでした。一緒に泣きながら全員でハグをして、私たちはコンサートを観に行き、彼女たちはその場を立ち去りました。何かお返しするために、彼女たちの名前と住所を聞けばよかった。コンサート会場の芝生に座りながら、双子たちは彼女たちのことばかりを考えています。この世の中にはまだ優しさがある。彼女たちに知っていてほしい。彼女たちの行動が、心底傷ついていた小さな男の子と女の子の一夜を素晴らしいものに変えてくれたことを」

 こうフェイスブックに綴った母親は、女性たちを探す手伝いをしてほしいとネット民にお願いし、現時点でこの投稿は3,000回以上もシェアされ、StubHubが問題の解決に尽力すると発表。さらにWOWTの報道によると、コンサートが行われた会場Walmart AMPがチケットを譲った3人組に好きな公演への無料招待を贈呈したという。(フロントロウ編集部)

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