ディズニーがマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督を解雇したことに、大御所俳優のカート・ラッセルがコメントした。

ジェームズ・ガン監督の解雇騒動にコメント

 MCU映画の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、過去の不適切ツイートが発覚したことによりディズニーから解雇された騒動に進展が。

画像1: ジェームズ・ガン監督の解雇騒動にコメント

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主要キャストが、ジェームズ監督の再雇用を訴える公開状を連名で発表しているなか、シリーズ2作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でクリス・プラット演じる主人公スター・ロードの父親エゴ役を演じたカート・ラッセル(67)が口を開いた。

 Varietyのインタビューに応じたカートは、ジェームズ監督が解雇されたことについて「悲しいことだ。しかし今はこういうやり方になるのもわかる」と発言し、続けて「でも私は悪人と言われる人たちに対して少しセンシティブになりすぎていると思う」とコメント。

 ディズニーが下した決断については、ジェームズ監督を擁護する人々から「解雇するのはやりすぎだ」という意見が多くあるため、カートもそれに賛同するような発言をした。

 その上で「彼が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を生み出したように、コメディアンや脚本家などといった人は、いつもギリギリのラインを引き伸ばしてみんなが楽しめるものを探しているということを認識しなければいけない」「彼は素晴らしいハートとマインドの持ち主。許してもらえるといいな」と、ジェームズ監督を思うコメントもした。

画像2: ジェームズ・ガン監督の解雇騒動にコメント

ジェームズ監督が再雇用される可能性

 メインキャストによる再雇用を訴える公開状に始まり、一般人による署名も多数集まっているけれど、ジェームズ監督が再び雇用される可能性は低いという見方が強い。

 騒動の発端となったジェームズのレイプや児童ポルノをネタにした不適切なジョークは、たとえ10年前に投稿されたものだとしても、「#MeToo」などでハラスメントを撲滅させようとする今の時代には受け入れがたいもの。

 ジェームズ監督の再雇用は、ディズニーの“教育的でモラルのお手本”といったイメージを傷つけかねないといったことから、現実的ではないとディズニーの関係者たちが考えているとVarietyなどが報じている。(フロントロウ編集部)

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