モデルのケンダル・ジェンナーが、インタビューでのモデル仲間に対する発言で炎上。その後、ケンダル本人が「そんなつもりはなかった」とコメントした。

 2017年に世界でもっとも稼ぐモデルとなったケンダル・ジェンナー。ファッション界で引っ張りだこのケンダルだけれど、今年の2月に行われたファッションウィークには姿を現さず、その理由を、表紙を飾った英雑誌LOVEで「精神がおかしくなる一歩手前だった」と話した。

侮辱的発言でモデルたちが激怒

 しかしケンダルは、同インタビューで自分のモデルとしての生活やほかのモデルに対しての思いなども話しており、その発言を雑誌LOVEが公式インスタグラムで引用。

 表紙でも乳首を解放したケンダルが上半身裸でパールのネックレスだけを着用した写真に添えられた引用コメントは、モデル仲間から反感を買うような内容だった。

この仕事を始めてから、どのショーを歩くかはすごく慎重に選んできたの。1シーズンに30個ものショーに出演したり、なんかよく分かんないけど、ほかのモデルの子たちがやったりしてるようなことは私はしない

だけど、私は数えきれないくらいの仕事があったの、ランウェイだけじゃなくて、ほかのことも。それの重ね合わせがあまりにも圧倒的すぎて、おかしくなっちゃったの。だから一旦一歩引く必要があった

 ケンダルはコメントのなかで、自分もモデルであるにもかかわらず、同じモデル仲間を見下したり、自分と差別化したりするような発言をしており、これが原因でモデルたちの怒りを買ってしまった。すると、多くのモデルがケンダルの写真に怒りのコメントを添えてSNS投稿したり、ケンダルを名指しで批判したりと、大炎上。

 ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーにも出演した経験があるルマ・グローテは、「この業界に入った時、3年間はギリギリの生活だったわ。毎日給料なしで働いていたの。いつか誰かが私の存在と私の努力に気づいてくれて、1つでもいいからショーに出演するチャンスをくれる日を待っていたわ。みんなに私の名前を覚えてもらうだけでも、すごく努力したのに!」とコメント。

画像: 侮辱的発言でモデルたちが激怒

 すでにご存じの人も多いかとは思うけれど、ケンダルは小さい頃から家族が出演するリアリティショー『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演しており、モデルを始めたころから知名度はそこそこあった。もちろんケンダルも家族の権力に頼らず努力をしてきたけれど、無名時代から始めたモデルと比べたら、少なからずなんらかの優遇があったことは否定できない。

ケンダルがコメントで弁解

 自分の発言で多くのモデルが激怒していることを受けて、ケンダルがツイッターで弁解コメント。

最近のインタビューが原因で誤解されてしまったから、しっかりと意味を伝えておくのが大事だと思うの。敬意を見せるつもりしかなかったのに、残念ながら私の言葉が捻じ曲げられてしまって、文脈を考慮せずに引用されてしまったわ。はっきりさせたいの、同じモデルの子たちを尊敬する気持ちは、計りきれないものよ

彼女たちの献身的に仕事に取り組む姿、仕事への考え方、終わることのない日々、睡眠不足、家族や友人と離れなければいけない状況、移動のストレスや、体力や精神面での犠牲を目の当たりにしてきたの。それでも彼女たちは、すべてをエフォートレスで美しく見せてきたわ

幸運にも側で一緒に働くことができたたくさんの人たちにインスパイアされてきたの! そんな彼女たちを嫌うなんてことありえない

 モデル仲間を侮辱するようつもりはまったくなく、共に働く同僚としても尊敬していることを語ったケンダル。この件に関して雑誌LOVEからのコメントは現時点ではない。(フロントロウ編集部)

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