8月15日にアメリカで公開されたラブコメ映画『クレイジー・リッチ!』は、最初の週末興行収入が約27億円で初登場1位を記録した。そしてかなり評価が厳しいとして知られる映画評価サイト「ロッテントマト」では、93%もの高評価。アメリカのさまざまな人気トーク番組ではキャストたちの姿を見ない日はないというほどの超話題作となっている。
全員アジア系のハリウッド映画
なぜここまでこの映画が話題になっているかというと、役者が全員アジア系だから。原作本『クレイジー・リッチ・アジアンズ(Crazy Rich Asians)』の作者ケビン・クワンが、どうしても原作に忠実に作りたいと、自分のギャラを1ドル(約110円)にしてまで交渉したという努力もあり、登場するキャラクターはほとんど全員アジア系の役者が演じている。
アジア人が主役になること自体が珍しいハリウッドで、出演者がほとんどアジア人であること、そしてそれが大ヒットしているということは異例中の異例。
続編の製作が決定
「アジア系は脇役」というハリウッドの常識を覆し、空前の大ヒットを記録している『クレイジー・リッチ!』は、まだ公開されて1ヵ月も経っていないのに、続編の制作が進んでいるとHollywood Reporterが報じた。
メガホンを取るのは、1作目に引き続きジョン・M・チュウで、クリエイティブ・チームも1作目から同じチームが引き継ぐそう。また、原作の『クレイジー・リッチ・アジアンズ(CrazyRich Asians)』は3部作となっており、続編は2作目だけでなく、3作目までのシリーズとなることも決定。
まだまだ『クレイジー・リッチ!』の勢いはとどまることを知らない。日本では9月28日より公開する。(フロントロウ編集部)