アメリカで空前の大ヒットを記録している、オール・アジア系キャストのハリウッド映画『クレイジー・リッチ!』のスゴさとは?

異色のアジア系映画がアメリカを動かす

 キャストが全員アジア系という異色のハリウッド映画『クレイジー・リッチ!』が、アメリカで公開されるや否や初登場首位を獲得し、「アジア系が中心の映画はヒットしない」という従来のネガティブな考えを覆す大ヒットを記録している。

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 特筆すべきは、“オール・アジア系キャスト”とうたっている通り、ハリウッド映画において絶対的な地位を築く白人俳優・女優がこの作品では脇役どころか“お飾り”程度でしか出演していないということ。

 さらにスゴイのは、この作品が「オール・アジア系キャストの映画」という物珍しさからではなく、単純にひとつの映画として「おもしろい」と評価されている点だ。アジア系に限らず、これまでハリウッドでは黒人やヒスパニック系のようなマイノリティがメインの作品は、「売れない」とされてきた。

 しかし、『クレイジー・リッチ!』が人種の壁を超えて純粋に内容を評価され、ヒットしたことによって、今後の流れが変わってくるかもしれない。

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 ちなみに、以前フロントロウでお伝えしたが、本作がここまでアジア色の強い作品となった背景には、原作本『クレイジー・リッチ・アジアンズ(Crazy Rich Asians)』の作者ケビン・クワンの強い意志が関係している。

 米Hollywood Reporterによると、映画化するにあたりケビンのもとには金銭面で魅力的なオファーがいくつもあったが、どれもホワイトウォッシング(※)を条件にしたものばかりで、なかには原作ではアジア系の主人公に白人の女優を起用することを要求するものもあったという。
  ※白人以外の役柄に白人俳優が配役されること。

 しかし、利益よりも、原作に忠実な内容とキャストが配役されることを優先したケビンの働きかけもあり、本作では主人公のレイチェル役に台湾系アメリカ人女優のコンスタンス・ウー、恋人のニック役にマレーシア系イギリス人俳優のヘンリー・ゴールディング、そして脇を固めるキャストにもアジア系の俳優が起用されることになった。

映画『クレイジー・リッチ!』
ニューヨークで働く主人公のレイチェルは、「家族を紹介したい」という恋人ニックに連れられて彼の故郷シンガポールへ。そこで、初めて彼がアジア屈指の不動産王の御曹司であるという事実を知らされる…。慣れないセレブの世界に厳格なニックの母親、嫉妬の狂う彼の元カノなど、立ちはだかる試練の数々を乗り越え、レイチェルは幸せをつかむことができるのか!?

 映画『クレイジー・リッチ!』は9月28日(金)より公開。(フロントロウ編集部)

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