ティーン・チョイス・アワードにノミネートされた注目の新作ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』のテーマになっている医療ミス。アメリカの死因3位と言われる医療ミスにあったセレブたちの恐怖の体験談をご紹介します。

心臓病とがんに続く、死因の第3位

「まだ患者を殺し続ける?」——

 隠ぺい体質の病院を舞台にした新作ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』で、天才研修医のコンラッドが医療ミスを隠して名医として名をはせる外科部長のランドルフにそんなゾッとするセリフを放つ。

 シーズンを通して750万人が視聴するヒット作となった『レジデント 型破りな天才研修医』では、利益を優先して医療事故を隠す病院の上層部と、その巨大な力と闘いながら患者ファーストで医療と向き合う研修医の奮闘が描かれるのだが、衝撃的なこのドラマの内容は、あながちテレビの中だけの話ではない。

画像: 医療ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』は米FOXで『Empire 成功の代償』以来の人気ドラマとなっており、8月のティーン・チョイス・アワードではチョイス・ブレイクアウト・TVショーにノミネートされた。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

医療ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』は米FOXで『Empire 成功の代償』以来の人気ドラマとなっており、8月のティーン・チョイス・アワードではチョイス・ブレイクアウト・TVショーにノミネートされた。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

 と言うのも医療ミスは、アメリカの死因の第3位。

 心臓病とがんに続いて多く、薬の過剰投与から、診断ミスや手術中の事故まで、年間25万人が医療ミスによって命を落としていると言われている

 『レジデント 型破りな天才研修医』ではエミリー・ヴァンキャンプ演じる看護師のニックが「日常茶飯事なのよ。この国の死因は医療ミスが3位」と絶望的な言葉を発するが、その言葉どおり、ハリウッドでも医療事故はたびたび起きている。

画像: 医療現場の腐敗に立ち向かうレジデント(研修医)が主人公のドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』。ドラマ『リベンジ』のエミリー・ヴァンキャンプが看護師役で出演している。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

医療現場の腐敗に立ち向かうレジデント(研修医)が主人公のドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』。ドラマ『リベンジ』のエミリー・ヴァンキャンプが看護師役で出演している。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

医療ミスにあったセレブ5人

 医療ミスにあったセレブとその恐怖の体験談とは?

画像1: 医療ミスにあったセレブ5人

カイリー・ミノーグ
36歳だった2005年、ツアー中に乳がんと診断されたシンガーのカイリー・ミノーグ。その後治療に専念して約1年半後にはツアーに復帰できたのだが、じつはその裏で、診断ミスが起きていたことを本人がトーク番組『エレンの部屋』で明かした。ツアー前に気になることがあり病院を訪れたものの、そこではがんは見つからず、どうしても気になりツアー中に再び診察を受けて乳がんだと宣告されたと告白したカイリー。「白衣を着ていて大きな医療器具を使っているからって、彼らがいつも正しいとは限らない」と語り、自分の体の声に耳を傾けて検査を受けるよう視聴者にアドバイスした。


画像2: 医療ミスにあったセレブ5人

ハルク・ホーガン
「アメリカのプロレス界の顔」とまで呼ばれた大物プロレスラーのハルク・ホーガンは、長年マットに叩きつけられて蓄積した腰の痛みを軽減するために、レーザー治療を行うクリニックへ。しかしハルクいわく、必要のない施術をあれこれやられて高額を払わされた結果、腰の痛みは良くなるどころか逆に悪化。ハルクは1年以上もリングから離れることとなり、約50億円相当の損害を出したとしてクリニックを訴えた。結局ハルクとクリニックは示談に達し、その額は公表されていないものの、10億円前後だったと言われている。


画像3: 医療ミスにあったセレブ5人

ジュリー・アンドリュース
『サウンド・オブ・ミュージック』で披露した4オクターヴの歌声で知られるオスカー女優のジュリー・アンドリュースは、声帯結節を除去する際、手術前の歌声を取り戻せると説明されていたという。しかし実際には手術のせいで声帯が傷つけられてしまい、ハリウッドが誇る美声は永遠に失われてしまった。ミュージカル女優としてのキャリアを絶たれたジュリーは、作家に転身。当時は絶望の淵にいたというものの、2015年には米Peopleにて、「『神様はドアを閉めたとしても必ずどこかの窓を開けて下さっている』という、(『サウンド・オブ・ミュージック』での)私のセリフそのものよ。そうでなけれど、ここまでたくさんの本を書いていなかったし、この喜びを味わえなかったから」と、騒動を振り返った。ちなみにジュリーは病院を提訴し、示談した。


画像4: 医療ミスにあったセレブ5人

ジョーン・リヴァース
アメリカの大手テレビ局で女性として初めて夜のトーク番組の司会を任された女性コメディアンのジョーン・リヴァースは、外来外科クリニックで簡単な喉の手術を受けることに。しかし手術中に呼吸が止まり、生命維持装置につながれたまま7日後に死亡した。病院を相手取った訴訟では、手術時に麻酔専門医が安全性を不安視する発言をしたところ、「考えすぎだ」と取り合ってもらえなかったという。病院側と示談に達した遺族は示談金の額は明らかにしなかったが、「かなりの」額だったことを代理人が認めている。


画像5: 医療ミスにあったセレブ5人

マイケル・ジャクソン
アメリカで「医療ミス」と言って多くの人が思い出すのが、2009年に起きたマイケル・ジャクソンの死亡事件。当時マイケルの主治医をしていたのは、2ヵ月後に迫ったツアーに向けてマイケルの体調管理を任されていたコンラッド・マーレー医師。1ヵ月で約1,500万円という高額のギャラを受け取っていたマーレー医師は、安全性を無視してマイケルに大量の薬を処方。結果的にマイケルは死亡し、マーレー医師は過失致死罪で2年間服役した。事件後、マイケルの遺族がマーレー医師や彼を雇ったツアープロモーターのAEGを訴えたが、遺族の敗訴で終わった。


 アメリカ外科学会とメイヨー・クリニックの調査では、アメリカの現役医師の約9%が「3ヵ月以内に甚大な医療ミスを犯した」と答えており、医療ミスはアメリカ医療の大きな問題になっている。

 そんな医療ミスをはじめとして、アメリカ現代医療の問題や腐敗をリアルに描くドラマ『レジデント型破りな天才研修医』は、9月4日(火)22:00からFOXチャンネルにて日本最速放送。医療ミスや、医師によるネット上の評価の不正操作といった衝撃的な内容のほか、命を救うアメリカの最新医療や、研修医たちの恋愛事情という楽しみもある。

画像: ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』9月4日スタート。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』9月4日スタート。©2018 Fox and its related entities. All rights reserved.

『レジデント 型破りな天才研修医』
あらすじ
ジョージア州アトランタの総合病院チャステイン・パーク記念病院で、患者ファーストに考えて必要とあらば規則も破る天才研修医のコンラッドを中心に、利益を優先して医療事故の隠ぺいを繰り返す上層部と、現場で命と向き合う若き研修医の奮闘が描かれる。アメリカの最新医療を知ることができると同時に、キャラクターたちの恋愛事情も楽しめる。
放送情報
FOXチャンネルにて日本最速放送
9月4日(火)22:00からスタート
字幕版:毎週(火) 22:00~23:00
二カ国語版:毎週(水) 23:00~24:00
『レジデント 型破りな天才研修医』特設ページ

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