世界的ファッション写真家の故ビル・カニンハムが生前に書いた回想録がついに発売された。

回想録『Fashion Climbing』

 ブルーのトップスを着て、カメラ片手にコレクション会場を自転車で駆け回る姿がアイコニックな世界的ファッションフォトグラファーのビル・カニンハム。

 長らく所属したニューヨーク・タイムズ紙で名物ファッションコラム「On theStreet」や、社交コラム「Evening Hours」を作り、ストリートスナップを撮り続けたビルは、2016年に脳卒中のため87歳で他界した。

画像: 回想録『Fashion Climbing』

 ニューヨークのファッションシーンに欠かせないほど業界人から広く愛されたビルが、生前に残した回想録『Fashion Climbing』がついに現地時間9月4日より発売。

画像: www.penguinrandomhouse.com
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 同作は、ハーバード大学を中退しやってきたニューヨークで、帽子デザイナーとして駆け上がり、フォトグラファーとしてスナップ写真を撮ることで、ファッションをもっと身近なものにしたビルの知られざる物語が記されている。

 今年3月頃から出版が決定していた同作は、ニューヨーク・ファッションウィークが行われる9月に合わせて発売。事前予約の段階で注文が殺到し、すでに米アマゾンのランキングではファッション本で第1位を獲得。ベストセラーに認定されている。

 ファッション業界が盛り上がる9月に加え、読書の秋としてこれからの季節にぴったり、ファッション好きなら絶対に読みたいビルの回想録『Fashion Climbing』は、絶賛発売中(日本語訳の発売は未定)。(フロントロウ編集部)

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