環境を破壊するプラスチック製のストローの急速な削減が求められるなか、パスタや砂糖でできた食品系ストローが注目されている。

 1年間に海に流れ出ている使い捨てプラスチックの数は800万トン。この現状を改善しようと各国が使い捨てプラスチックの削減を目指しており、なかでも多くの企業や団体が、アメリカだけで1日に5億本も消費されるプラスチック製ストローの廃止に向けて動き出している。2018年だけでスターバックス、ディズニー、イギリス王室がプラスチック製のストローの廃止を発表した。

 こうしてプラスチックストローが非トレンドとなりつつある今、食品系ストローがトレンド入りしている。

パスタストロー

食品系ストローのなかで注目度No.1なのが、小麦と水からできたパスタストロー。分解されるのに30~60日かかる紙製ストローと比べ、パスタストローは早くてひと晩で分解されるという。クロエ・カーダシアンのようなセレブ愛好家がいるだけでなく、イギリスのレストランでプラスチック製ストローの代替品として使用されるなど、支持を拡大している。

海藻ストロー

LOLISTRAW(ロリストロー)は、再生可能なだけでなくCO2を吸収する働きもある海藻をベースに作られたストロー。見た目が私たちにとって馴染みのあるストローに最も近いロリストロー。クラウドファンディングで開発費を集め、イギリスの実業家リチャード・ブランソンも注目するアイテム。

シュガーストロー

シュガーストローは、その名のとおり砂糖からできたストロー。Sorbosのストローは砂糖、水、コーンスターチ、ゼラチンでできており、ドリンクの中に入れてから約30分の耐久性があるという。アップルやストロベリー、チョコレートなどフレーバーが多様で、ドリンクを飲みながら食べても美味しい。

アイスストロー

アイスとは言っても、アイスクリームではなく、氷でできたストロー。専用のトレイに水を張って凍らせれば、氷でできたアイスストローが完成する。パスタや海藻でできたストローに比べると、パーティー感覚が強い。

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 竹、紙、アルミ製といった非プラスチックのストローの活躍の兆しを見え始めている今、パスタや海藻といった食品系ストローも環境のためにその役割を果たそうとしている。(フロントロウ編集部)

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