古代ギリシャ・ローマ時代のコインをジュエリーへと昇華させたブルガリの「モネーテ(イタリア語でコインの意)」コレクションは1960年代に誕生。ふたつとない、本物のアンティークコインをあしらったジュエリーは、2700年以上の歴史を紡ぐ永遠の都 ローマの悠久の時を宿す。
コインをジュエリーに用いる習慣は、硬貨の鋳造にますます芸術的趣向が凝らされるようになった、紀元前7世紀に遡る。
古代ギリシャのコインは素晴らしい芸術作品そのもの。古代ローマでもジュエリーのデザインにコインがよく用いられるようになり、その風潮は7世紀まで続いた。その後一旦途絶え、ふたたびその流行が復活したのは19世紀後半で、いくつもの考古学的発見があったことがきっかけ。
ブルガリでも、1930年代のコレクションにコインを用いたものがあるが、コインがデザインとして深く浸透し、「モネーテ」としてブルガリの伝統的コレクションになり始めたのは、1960年代になってから。ドルチェ・ヴィータの時代に新たなクリエイティブの気運を受けて、二コラ・ブルガリ(現ブルガリ・グループ副会長)はアンティークコインというアートを斬新に蘇らせることを思いつたという。
2018年9月、同コレクションにマラカイト、カーネリアン、マザーオブパールをあしらったソートワールとリングが加わった。時代を物語るコインと色鮮やかなカラーストーンが巧みに調和したデザインは、見る者を魅了する。
ブルガリ「モネーテ」コレクションより新作ジュエリー 発売中(問い合わせ):ブルガリ ジャパン 03-6362-0100