4月に亡くなった俳優のヴァ―ン・トロイヤーの死因が「アルコール中毒に起因する自殺」だったと発表された。(フロントロウ編集部)

 映画『オースティン・パワーズ』シリーズで演じたミニ・ミー役や映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のグリップフック役などで知られる俳優のヴァ―ン・トロイヤー(故49歳)の死因が、4月21日の彼の死から半年ほどが経った今週、ようやく明らかになった。

 ロサンゼルス医療検死局は、現地時間の10月10日、ヴァ―ンの死がアルコール中毒、もしくはアルコールの乱用に起因する後遺症によるものだったと声明を通じて発表。さらに検察医により彼の死の様態が自殺だったとの判定が下されたことも伝えられた。

画像: 生前のヴァ―ン。小人症であり、身長は81cmだった。写真は2009年のカンヌ映画祭にて、映画『Dr.パルナサスの鏡』の共演者たちと。

生前のヴァ―ン。小人症であり、身長は81cmだった。写真は2009年のカンヌ映画祭にて、映画『Dr.パルナサスの鏡』の共演者たちと。

 ヴァ―ンは4月2日夜、通報を受けた救急隊員によりハリウッドにある自宅から病院へ救急搬送。そのまま入院し、治療を受けていたものの、それから約20日後の21日に息を引き取った。

 彼が亡くなった当初、死因は明らかにされていなかったものの、彼の家族は、ここ数年ヴァ―ンが「困難な時期」を過ごしていたと証言し、うつ病や自殺願望といった精神的な病と葛藤していたことを示唆。「うつ病や自殺願望はとても深刻な問題です。しかし、内側に秘めている葛藤は外から見えないものです。みなさん、どうか誰に対しても優しくしてください」と、ヴァーンの死を無駄にしないでほしいとSNSを通じてメッセージを送っていた

 生前、長きにわたってアルコール依存に苦しんでいたヴァ―ン。2017年にはフェイスブックへの投稿を通じてアルコール依存症克服のためにリハビリ施設で治療を受けたことをファンたちに報告していた。

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(フロントロウ編集部)

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