この化粧品の使用期限についてアドバイスしたのは、アメリカの皮膚専門医ハドリー・キング。
ハドリーは「化粧品は、時間が経つにつれて品質が劣化してしまうの」と米メディアWomen's Healthのインタヴューで話し、開封したコスメは酸化などが要因で、乾燥したり、硬くなったりするとコメント。さらに、期限を過ぎたファンデーションはSPFなどの日焼け止め効果も薄れてしまうという。
また酸化だけでなく、汚れたブラシやスポンジなどで使用することで、雑菌が繁殖してしまうケースも。できるだけ清潔に使うように心掛けるのも、大切なポイント。
アイテムごとの使用期限
ファンデーションやプライマーなどは通常最長1年までは持つと言われており、チークやアイシャドウなどのパウダーベースの化粧品は、2年ほど持つとも考えられているという。ただ、アイテムが固くなったり、ボロボロとダマになったりと品質に異常が見られる場合は、すぐに使用をやめた方が良いそう。
ハドリーが推奨する、コスメを安全に使うための使用期限は、マスカラは3ヶ月、アイライナーやアイシャドウは6ヶ月〜12ヶ月、リップは1年半、パウダータイプのファンデーション、ほかパウダー系コスメは12ヶ月を目安に使用を終えた方が良いとアドバイス。
また、英メディアByrdieが行った実験では、保湿成分が多く含まれるクリーム状の化粧品はとくに雑菌が繁殖しやすいことが判明。そのため、クリーム状のアイテムは6ヶ月ほどで使い切った方が良いという。
健やかな肌を保つために、スキンケアなどのお手入れを頑張っていても、化粧品の使用期限については盲点だった人も多いのでは?
使い切っていない化粧品を捨てるのは心苦しいけれど、メイクコスメは肌に直接つけるうえ、毎日、長時間使うもの。これもスキンケアのひとつと思って、コスメボックスの中身の断捨離をしてみては。(フロントロウ編集部)