エド・シーランのキャリアを振り返る本『Ed Sheeran(エド・シーラン)』で、10代の時に作曲しメジャーデビューを決めた楽曲の悲しい裏話が明かされた。(フロントロウ編集部)

10代のエドが体験したトラウマを歌に

 人々の心を打つ楽曲や耳に残るヒットソングを連発しているエド・シーラン。27歳にして数多くのヒット曲を世に送り出してきたエドのキャリアを振り返る伝記が発売される。

 そこで、エドのキャリアを振り返るうえで欠かせない、メジャーデビューを決めた1曲「ウィー・アー(We Are)」には、今まで語られてこなかった壮絶な出来事があったと英The Sunが伝えている。

画像: 10代のエドが体験したトラウマを歌に

 この曲、じつはエドが14歳の時に書き上げたものなのだが、その背景には当時、毎日のように遊んでいた親友の死があったことが明かされた。

 当時14歳のエドの親友スチュワート・デインズは、学校の旅行でオーストリアに向かうバスが交通事故に遭って他界。

 幸いにもエドはこの旅行に参加していなかったというけれど、毎日遊んでいた友達に、ある日を境に二度と会えなくなるという、思春期にはとても抱えきれない悲惨な出来事を経験したエド。

 心の整理ができなかったエドは、その時のやりきれない気持ちを歌にし、スチュワートの葬式で披露。それが「We Are」だったという。

 時は経ち、エドがパブでライブ活動をし始めた時に、この楽曲「We Are」をパフォーマンスする時に歌った。これを聴いた音楽レーベルのアトランティック・レコードが3ヵ月後にエドと契約を交わし、エドはメジャーデビューを果たした。

 エドの輝かしいキャリアの扉を開けた「We Are」は、10代の苦しみや今は亡き親友への思いが詰まっている。

画像: Ed Sheeran - We Are, live in Paris 11/27/14 www.youtube.com

Ed Sheeran - We Are, live in Paris 11/27/14

www.youtube.com

(フロントロウ編集部)

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