米フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのなかにある「マジックキングダム・パーク」が、異例の午後4時半に閉園。その心温まる理由とは?(フロントロウ編集部)

一般客が帰ったあとに“特別なゲスト”が来園

 先日、米フロリダ州・オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの4大テーマパークのひとつ「マジックキングダム・パーク」が、異例の午後4時半に閉園していたことがわかった。日が暮れる前に閉園するなんて、何かトラブルでもあったのかと思いきや、すべて“計画通り”に行われたことだったという。でも、一体なぜ?

 じつは、一般客が園をあとにした直後、マジックキングダムには“スペシャルゲスト”が来園していた。

画像1: ©Walt Disney World Resort

©Walt Disney World Resort

 そのスペシャルゲストとは、ディズニー・ワールドとカリフォルニア州・アナハイムにあるディズニーランドで働くベテランのキャスト、約4,500人。

 この日、マジックキングダムで特別な夜を過ごした勤続10年以上のベテランキャストのなかには、40年以上働き続けているという人たちも大勢いた。

画像2: ©Walt Disney World Resort

©Walt Disney World Resort

 招待されたキャストは全員、メインストリートに敷かれたレッドカーペットを歩き、若手のスタッフおよそ150人からの歓声を受けて園内に迎え入れられたとか。

 もちろんアトラクションは乗り放題で、シュリンプカクテルやデザートが食べ放題のビュッフェも用意されており、なかにはシンデレラ城でディナーをしたというキャストも。さらに、この日のためだけにアレンジされた花火も打ち上げられたといい、普段は客をもてなす立場にあるキャストが一夜だけの特別なもてなしを受けた。

 ゲストだけでなく、キャストも大切にするディズニーらしい粋なイベントになんだかほっこりする。(フロントロウ編集部)

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