見知らぬ男性から声をかけられ、連れ去られそうになった11歳の少女が、「ある質問」で不審者を撃退し、誘拐事件へと発展することを未然に防いでいたことがわかった。(フロントロウ編集部)

少女を救ったのは「合言葉」

 先日、アメリカに暮らす11歳の少女が、車に乗った見知らぬ男性から声をかけられ、誘拐されそうになっていたことが、アリゾナ州ピナル郡の保安官事務所がFacebookに投稿した「一般市民への警告のメッセージ」によって明らかになった。

 この保安官事務所によると、事件が起きたのは11月7日で、被害にあった少女は友人らと自宅の近所を歩いてた時に、車に乗った男性から「君の兄弟が事故に巻き込まれたので、僕と一緒に来てほしい」と声をかけられたという。

画像: 少女を救ったのは「合言葉」

 11歳といったらそれなりに物事の分別がつく年齢ではあるが、“家族が事故に巻き込まれた”と聞いて動揺し、誤った判断をしてしまう可能性も大いにある。しかし、少女はこの男性に対して冷静にこう返した。

 「合言葉は何?」

 じつは、少女の両親は、娘が知らない人から声をかけられた際について行ってしまったりしないように、家族しか知らない「合言葉」を用意していた。その教え通り、少女が男性に合言葉を聞いたところ、結局答えることができず、男性はあっさりその場を立ち去ったという。

 ちなみに、事件が起きた当日、男性が乗った車が1日に何度も公園の周囲をぐるぐる回っていたことが、目撃者たちの証言からわかっている。(フロントロウ編集部) 

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