彼氏になりすまして女性とセックスした男がレイプ容疑で起訴されるも、裁判で無罪を勝ち取ったことがわかった。その理由は男の行為が法律が定める「レイプ」の定義に当てはまらなかったから⁉︎(フロントロウ編集部)

法律が定めるレイプの定義とは? 

 昨年、米インディアナ州在住の女子大生アビゲイル・フィニーが彼氏に「なりすまし」をした男性と性行為をし、のちに警察にレイプの被害届を出した事件で、レイプ容疑で起訴された彼氏の友人男性ドナルド・グラント・ウォードが裁判で「無罪」になったことを米Yahoo Newsほか複数のメディアが報じている。

 「なりすまし?どうやって?」と思った方に事情を説明すると、事件が起こった日、大学の寮の彼氏の部屋にあるベッドで彼氏と一緒にくつろいでいた際に眠りに落ちてしまったアビゲイルは、その後、背後から誰かに体を触られて目を覚ましたという。

 眠りにつく前に隣にいたのは彼氏だったため、自分の体を触っているのは彼氏だと思いこんでいたアビゲイルは、手の持ち主の顔を確認することなく、背を向けたままの状態で、されるがままに性行為に及んだ。

画像: 法律が定めるレイプの定義とは?

 自分が性行為をした相手が彼氏ではなかったと気づいたのは、トイレに行って戻ってきた時のことだった。ベッドに横たわり、自分のことを笑顔で見つめている男性が彼氏ではなく、彼氏の友人のグラントだと気づいたアビゲイルが急いで寮の自分の部屋に戻ると、そこに"本物の"彼氏の姿が...。

 その後、アビゲイルから一連の出来事を聞かされた彼氏がグラントを問いつめたが、らちがあかなかったため、アビゲイルは彼氏と一緒に警察に出向いて被害届を提出。グラントはレイプ容疑で警察に逮捕され、起訴されたが、裁判でアビゲイルは「法律」という大きな壁に立ちはだかることに。

 じつはアビゲイルが暮らすインディアナ州をふくむアメリカの40の州では、レイプは「①暴力や脅迫で性行為を強要した」「②被害者が性行為の同意をできない状況にあった」「③酩酊状態や昏睡状態など、被害者が気づかないあいだに性行為に及んだ」場合でないと、法律上はレイプと見なされないことになっている。

 今回のケースだと、アビゲイルは性行為に同意はしていないが、意識もあり、意思表示をすることが可能な状況にあったことから、司法は「レイプにはあたらない」と判断。結局、グラントは無罪放免となり、アビゲイルは泣き寝入りすることになってしまった。

 アメリカでは、こういった現代社会の考え方とは合わない法律がいまだ多く存在しており、見直しを求める声が多く上がっている。(フロントロウ編集部)

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