たった一夜でハロウィン→クリスマスに
米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある人気エリア「マジックキングダム(※)」でグーフィーを20年間にわたって務めた男性が、米Business Insiderのインタビューに応じ、キャストですら驚く「ディズニーの魔法」について明かした。
※米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドや東京ディズニーランドとほとんど同じつくりのエリア。
この男性によると、ディズニーで働いた20年間のなかで最も印象的だったのは、最初の年に目の当たりにしたハロウィンからホリデーシーズンへの「切り替えの早さ」だったという。
「ディズニーで働いてきたなかで最も印象深い出来事は、たった一夜にして園内のデコレーションがハロウィンからクリスマスに切り替わっていたのを目の当たりにした時のことかな。夜に僕が園を後にした時にはまだ園内はハロウィン仕様だったのに、翌日の朝に出勤した時には完全にクリスマス仕様になっていた。正直、信じられないような経験だったよ」
年中無休のディズニーランドが、ハロウィンやクリスマスといった特別行事のために園内の飾りつけを総とっかえするには、閉園してから次の日に開園するまでの10時間ほどしか時間がない。
おまけに、「ホーンテッド・マンション」や「イッツ・ア・スモール・ワールド」など、アトラクションによっては建物の外や内部にも特別仕様のデコレーションが施される場合も。もちろんそういった飾りつけは、キャストではなく別の専門業者が担っているので、普段園内で働く人たちが「たった一晩で⁉︎」と驚くのも無理はない。
ちなみに、米Orange Coastによると、カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドの飾りつけ全般を担う業者のチームには常時10人ほどのメンバーしかおらず、予め準備していた装飾品を園内にインストールする時だけ人数を増やして作業を行うとか。(フロントロウ編集部)