米ディズニーランドではゴミ箱が約9メートルおきに設置されているのだが、それにはちゃんとしたワケが。ゴミ箱の位置に込められた、ディズニーランドの創設者であるウォルト・ディズニー氏の「思い」とは?

ゴミ箱の位置にまでウォルト・ディズニーの“こだわり”が

 「夢の国」として世界中の人たちから愛される米ディズニーランドでは、来園者たちがゴミを捨てる場所がなくて困らないように30フィート(約9メートル)おきにゴミ箱が設置されている。じつはこの「30フィート」という数字は、ディズニーランドの創設者であり、ミッキーマウスをはじめとする数々の人気キャラクターの生みの親でもあるウォルト・ディズニー氏が自らリサーチを行い、導きだした距離であることをご存知だろうか?

画像1: ゴミ箱の位置にまでウォルト・ディズニーの“こだわり”が

 マジックキングダムの裏側をまわるツアー“The Keys to the Kingdom ”や米Business Insiderのようなメディアで紹介されている情報によると、ディズニーランドが出来てまだ間もない頃、ウォルトは園内にあるベンチに座って、ものを食べながら歩く来園者がどれくらいの距離を歩いたところで食べ終わり、ゴミ箱を必要とするのかをじっくり観察。

 その結果、どの来園者も大体30歩、距離にして30フィート(約9メートル)ほど歩いたところで食べ終わることがわかった。もちろん、ウォルト自身も実際にホットドッグを食べながら歩き、30歩以内に食べ終わることを確認。こうした入念なリサーチによって、現在の間隔でゴミ箱を設置することが決まったのだという。

画像2: ゴミ箱の位置にまでウォルト・ディズニーの“こだわり”が

 ディズニーの公式ファンクラブD23でも紹介されているが、ウォルト・ディズニーは生前、「私がディズニーランドに着手したとき、妻はよくこう言っていました。『なぜアミューズメントパークなんてやりたいの? 汚いじゃない』って。だから私は言ったのです。『それこそが重要なんだ。私のはそうならないから』とね」と語っていた。30フィート法は、ウォルト・ディズニーがその思いを実現するために取り入れたルールだった。

This article is a sponsored article by
''.