2012年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使に任命されて以降、性的暴力の撲滅に向けて精力的に活動している女優のアンジェリーナ・ジョリーが、自身の子供たちにも現代社会における「性的暴力の実態」についてちゃんと教えていることを明らかに。(フロントロウ編集部)

アンジー流の教育方針

 近年、難民支援に加えて、現代社会にまん延する性的暴力の撲滅に向けた活動にも力を入れているアンジェリーナ・ジョリーが、自身の娘と息子たちにも性教育の一環として、性的暴力の実態や被害者たちが直面する過酷な現実について包み隠さず教えていることを、米Marie Clareのインタビューで明かした。

画像: アンジー流の教育方針

 「娘たちだけでなく、息子たちも一緒に交えて(性的暴力の実態について)話をしているの。まずは男女で一緒にこの問題に向き合うことが大切だと思ってる。性的暴力は女性だけの問題じゃない。この世から性的暴力を根絶するには、男性と女性が一緒に解決に向けて取り組む必要がある。もちろん大人だけでなく、子供たちにも関係があるわ。少年や成人男性でも性的暴力の被害にあうこともあるし、加害者もしくは加害者になり得る男性たちに、周りの男性たちが『真の男とはどうあるべきか』を身をもって証明することが重要だと思ってる。男性と女性が健全な関係を築くということもそうだし、社会全体が性的暴力を『絶対に許さない』という姿勢を見せることも必要だと思うわ」

 熱心にこう語ったアンジェリーナは、このほかにもレイプによって妊娠し、生まれてきた子供たちがいかに複雑な環境のなかで育っているのかということや、性的暴力やレイプ事件の加害者の多くが処罰を受けることなく日常生活を送っている実情など、子供たちが今後生きていくうえで知っておくべきことを、幼いうちからきちんと教えてきたそう。

画像: 左からシャイロちゃん、アンジェリーナ、ヴィヴィアンちゃん、マドックス君、パックス君、ザハラちゃん、ノックス君。

左からシャイロちゃん、アンジェリーナ、ヴィヴィアンちゃん、マドックス君、パックス君、ザハラちゃん、ノックス君。

 ちなみに、アンジェリーナには実子と養子をふくめて6人の子供がおり、長男のマドックス君は現在17歳で大学進学を間近に控えている。(フロントロウ編集部)

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