世界で波紋を呼んだ衝撃作『ゲット・アウト』の監督、ジョーダン・ピールによる新ホラー映画『Us(アス)』がまたもやヒットする予感大。
ある夫婦が子ども2人を連れて夏休みに訪れたのは、夫婦の妻が昔住んでいた家。しかし彼女には暗い過去があり、その家で過ごすにつれ昔の記憶が蘇り、幼少期のトラウマがだんだんと彼女を襲う。ついに幻覚が見え始めるようになった妻は、家族と全くそっくりな4人のドッペルゲンガーの存在が見え、彼らが自分の家族を襲おうとしていると確信し、とうとう家族全員までをも狂わせていく…。
まだストーリーの多くが謎に包まれている『Us』だが、ジョーダン・ピールの作品で特徴的なのが、息をのむような恐怖だけでなく、その裏側に深いメッセージ性があることだ。デビュー作でアカデミー賞を受賞した、前作の『ゲット・アウト』では、人種差別問題をテーマに恐ろしく描いたが、今回の『Us』についてピール監督は、「自分たちにとっての一番の敵は、ほかでもなく自分たち自身である」という、シンプルだけれど紛れもない事実について焦点を当てているとコメント。
『ゲット・アウト』を超える恐ろしさとウワサされている『Us』は2019年3月15日全米公開。日本公開は未定。(フロントロウ編集部)