使い捨てのアイテムをエコアイテムに変えると、どれくらい効果がある? ゴミ削減の目安を示すチャートが目からウロコ。(フロントロウ編集部)

 地球環境の保全のためにも私たち現代人全員が取り組まなければいけない、ごみの削減。その中でも、とくに配慮が必要なのが”プラスチックごみ”。

 プラスチックは廃棄しても数百年間も土に返らないため、そもそもデザイン不良だったことが昨今になり認められたほか、このままいくと、2050年までに海中のプラスチックの量が魚の数を超えると言われ、深刻な社会問題になっている。

 そんなプラスチックごみを減らそうと、これまで“使い捨て”されてきた製品の代用となるさまざまなエコアイテムが登場しているけれど、“使い捨て”を再利用可能な“エコアイテム”に変えると一体どれくらいの効果が期待できるのだろうか? 

 その推定結果を分かりやすくまとめた1枚のインフォグラフを紹介したい。

画像: ©Sassy Mama www.sassymamasg.com

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 このインフォグラフでは、日常生活のなかで最も頻繁に使用されているプラスチック製品を使い捨てから再利用可能なものにスイッチした場合に、1年間で削減できるプラスチックごみおよび燃えるゴミの目安量を予測。

 その内容は以下のようになっている。

●竹製のエコ歯ブラシに変えると、プラスチック製の歯ブラシを4本削減できる。
●デンタルフロスをリフィル式のガラス容器のものに変えると、プラスチック容器のデンダルフロスを7つ削減できる。
●エコボトルを使うと、167本のペットボトルを削減できる。
●エコバッグを使うと、170枚のビニール製買い物袋を削減できる。
●エコカップを使うと、500個のカップとプラスチックのフタ、カップスリーブなどが削減できる。
●ストローを金属製のものに変えると、540本のストローが削減できる。
●洗って使える布製のタオルを使うと、7300枚のペーパータオルを削減できる。

 このインフォグラフは、ごみ処理について厳しいルールが設けられていることで知られるシンガポールを拠点とするエコブログ「サッシ―・ママ」が公開したもの。

 もちろん生活パターンや嗜好によって、個人差はあるものの、「このエコアイテムを使うと、これだけの効果が期待できる」と把握しておくことは大切なこと。

 インフォグラフの端には「The people who make the biggest difference are the ones who do the little things consistently.(大きな違いを生み出すのは、小さなことにコツコツと取り組む人々)」という格言が添えられているが、この言葉のとおり、ひとりひとりが取り組む塵(ちり)のような小さな工夫がやがて山となり、環境汚染に歯止めをかけることができるのではないだろうか。

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