食べて痩せるダイエットが主流となってきているが、あるフィットネスユーチューバーが、ちゃんと食べていても心の病になることがあると告白した。(フロントロウ編集部)

 最近は、食べないダイエットではなく、ヘルシーに食べるダイエットやフィットネスが人気。インスタグラムでも多くの有名人が、ヘルシーでおしゃれなごはんの写真をアップしているのを見たことがあるのでは?

画像1: ユーチューバーが告白したヘルシーな食事に執着してしまう「オルトレキシア」ってなに?

 そんな中、アメリカで人気のフィットネスユーチューバーであるキャシー・ホーが、過去にある心の病を抱えていたことを告白。その名前は「オルトレキシア」。

 これは、健康的な食事に執着するあまり、自分の幸せ(well being)に支障をきたしてしまうものだという。

画像2: ユーチューバーが告白したヘルシーな食事に執着してしまう「オルトレキシア」ってなに?

 オルトレキシアはまだ正式には病気として認められていないものなのだが、1998年にスティーブン・ブラットマン博士が提唱。以下のリストで、2つから3つ当てはまるものがあればオルトレキシアの傾向があり、4つ以上当てはまれば食事に関してリラックスする必要があるという。

・食べて幸せという気持ちより、ヘルシーなものを食べたという美徳のほうが重要。

・食事の質が上がったことによって人生の質が下がっている。

・自分により一層厳しくなっている。

・自分と同じように食事しない人を見下している。

・以前は楽しんで食べていた食品を、「正しい」食事をするために手に取らなくなっている。

・家以外で食事をとることが難しくなっていて、それによって友達や家族と距離ができている。

・正しい食事をしていないとき、罪悪感や自尊心の低下がある。

 ヘルシーな食事を心がけるのは良いことだけれど、それが度を越して心をむしばんでいる状態のことのよう。

 また、摂食障がいの人をサポートする団体NEDAもオルトレキシアの傾向について、いくつかのリストを公開しており、「健康的や無添加とみなされる少しの食べ物グループしか食べられない」や「安全で健康的な食べ物が手に入らないとなると、非常にストレスを感じてしまう」などがオルトレキシアのサインであるとしている。

 現在はオルトレキシアを克服し、健康に暮らしているというフィットネスユーチューバーのキャシーは、「体があなたのすべてではないの。人生には自分の体以外のことがたくさんあるのよ」と語っている。(フロントロウ編集部)

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