昨年にリリースした最新アルバム『クイーン』が100万枚を売り上げ、先日プラチナ・ディスク認定を受けたばかりのラッパー、ニッキー・ミナージュ。そのなかに収録されている曲の一つ、「ハード・ホワイト」のミュージックビデオが公開された。
Sci-Fiチックな雰囲気の仕上がりのミュージックビデオは、闇に包まれた不気味な世界で、力を牛耳る女王のような姿のニッキーが現れる。
しかし、ミュージックビデオ公開後すぐに話題を集めている理由は、ニッキーのさすがの女王っぷりと、ヒヤッとする不気味で恐ろしい演出だけではない。
まず1つは、ビデオに数秒だけ出てくるスコーピオ(=サソリ)が分解される映像。スコーピオといえば、人気ラッパーのドレイクが2018年の年間アルバムチャートで2位を記録したアルバムのタイトルと同じ。
かつて仲の良かったが、昨年12月にインスタグラム上でお互いのフォローを外したことから、不仲説が流れる2人。どちらもコメントを控えているためニッキーとドレイクの関係性は分かっていないが、ミュージックビデオに登場するスコーピオンはドレイクのことではないかと囁く声があがっている。
そしてもう1つファンの注目を集めているトピックが、音楽界のアカデミー賞ともいわれるグラミー賞。昨年アルバム『クイーン』をリリースしプラチナ・レコード認定されるほどの大ヒットを記録したものの、今年のグラミー賞では1つのノミネートもなかったニッキー。
ミュージックビデオでニッキーが「私がこのゲームの勝者」とラップした時に、グラミー賞の象徴である蓄音機(グラモフォン)の形をしたトロフィーが映されたことから、グラミー賞に対して不満をぶちまけているのでは?という憶測がファンの間で広がっている。
(フロントロウ編集部)