爽快感100%のガールズポップが誕生
2015年に診断を受けた難病のライム病(※)から復活を遂げ、2月15日に約5年ぶりに自身通算6作目となる待望のニューアルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』をリリースするシンガーのアヴリル・ラヴィーンが、同アルバムの収録曲「ダム・ブロンド」を先行公開。リリックビデオも公開された。
※※野生のマダニによって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症。
「私はおバカな金髪娘なんかじゃない/おバカなバービー人形でもない/私にはゲームに挑む準備ができてる/アンタが間違ってるって証明するから見てなさい」と挑発的な歌詞が並ぶ同楽曲には、ラップ界の女王ニッキー・ミナージュが参加。
見た目だけで女性を判断し、型にはめようとする世間の人々に挑戦状をたたきつけるような、デビュー当時のやんちゃなアヴリルを彷彿とさせる爽快感100%のガールズアンセムとなっている。
アヴリルとニッキーは“相思相愛”
ポップロック界のプリンセスの座に君臨してきたアブリルとヒップホップ界の女帝として知られるニッキー。まるで水と油のような2人のコラボは、意外なような気もするれけど、じつは、お互いに昔からお互いのファンだったという。
じつはラッパーとしてデビューする以前、ファミレス店員としてバイトをしていた頃からアヴリルの曲をよく聴いていたというニッキー。
「ダム・ブロンド」のリリース前日、ツイッターを通じて憧れの存在だったアブリルと念願のコラボを果たせた喜びをこんな風に語った。
レッドロブスター(※1)でバイトをしていた頃、何カ月間もアヴリルのアルバムを1時間ぶっ通しで聴きながら仕事に通ってた。「アイム・ウィズ・ユー」では泣いてたし、「コンプリケイテッド」、「シングス・アイル・ネヴァー・セイ」、「ノーバディーズ・フール」、「スケーター・ボーイ」(※2)を爆音で聴いてた。オー・マイ・ゴッド。明日「ダム・ブロンド」がついにリリースされるわ。アヴリルという女性は信じられないほどの才能の持ち主よ
※1 ロブスター専門のレストランチェーン。
※2 いずれも、アヴリルが2002年にリリースしたデビューアルバム『レット・ゴー』の収録曲。
一方のアヴリルも、じつは闘病中にニッキーの楽曲を聴き、励まされていたことを告白。さらに、同曲のメッセージについても説明した。
伝説的なニッキー・ミナージュとコラボした「ダム・ブロンド」がついにリリース! ニッキーは才能溢れる、推進力のある強い女性ね。私も「フライ」、「スターシップス」、「ベッド」(※3)をいつも聴いてる。彼女をコラボに迎えられたことは私にとってすごく特別。
※3 いずれもニッキーのヒット曲。
「ダム・ブロンド」は他人から勝手に型にはめられたり、軽視されたりした経験があるすべての人に贈る歌。どうかみんな、自信を失くさず、他人に自分を定義させないで
『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』のタイトル曲であり、第一弾先行ソングとなった「ヘッド・アバーブ・ウォーター」のMVでは、ライム病との戦いを表現した水をテーマにした芸術的な映像が話題となったアヴリル。
「ヘッド・アバ―ヴ・ウォーター」の大人っぽい雰囲気とはガラリと一変した、元気いっぱいなイメージの「ダム・ブロンド」のMVでは、ニッキーとともにどんな姿を見せてくれるのか楽しみ。(フロントロウ編集部)