あるキャンペーンを支援しているメーガン妃が、過去に自分が「ハーフ」であることに悩んでいたこと明かしている。(フロントロウ編集部)

 メーガン妃が今支援しているキャンペーンは、教育における多様性の推進をテーマに掲げるもの。英AdvanceHEが調査したところによると、イギリスの教授の1万4,000人以上が白人男性であり、黒人男性の教授は90人しかいない。そして性別でみると、女性は全体で4,735人しかおらず、そのうち4,000人以上が白人で25人が黒人だという。

 先日訪れたシティ・ユニバーシティでこの統計をまとめた資料を配られたとき、メーガン妃は「オー・マイ・ゴッド」とつぶやいたそう。この彼女の反応は、彼女の人生のバックグラウンドを考えると当然かもしれない。

画像1: メーガン妃、「ハーフ」であることに悩んでいた過去を語る

 自身は白人の父と黒人の母を持つメーガン妃は、ドラマ『スーツ』に出演中だった2015年に、英Elleにこう語っている。

「父は白人で、母は黒人。つまり私は半分黒人で半分白人。授業で行なわれたアンケートで、自分の民族、つまり白人、黒人、ヒスパニックかアジアをチェックしなければいけないことがあったの。くるくるの髪の毛、そばかすの顔、白い肌、いろんな血が混ざった自分が、その選択肢を見つめていたわ。先生は、『白人にチェックをつければいいよ、だって君は白人に見える』と言ったわ。私はペンをおいた。ただただ困惑してしまって。母が知ったら彼女の胸をチクリとさせてしまうだろうなと想像できて、白人の枠にチェックをつけることはできなかった。だからその質問には答えなかった。自分のアイデンティティを空白のままにしたの。完全なる不完全。自分が感じてることと同じだわ」

画像2: メーガン妃、「ハーフ」であることに悩んでいた過去を語る

 メーガン妃は、このことを家に帰ってから父トーマスに話したそう。すると父親は、「もしまた同じことが起こったら、自分で新しい選択肢を増やしてしまえばいいよ」と言ってくれたそう。この言葉は彼女を今でも支えているという。

画像3: メーガン妃、「ハーフ」であることに悩んでいた過去を語る

 黒人と白人の血を引き、アメリカからイギリス王室に入ったメーガン妃。彼女の、常に周りを元気づける明るい姿勢は、様々な葛藤を乗り越えてきた証なのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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