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 ビヨンセがイギリス王室のメーガン妃に宛てて「公開レター」を執筆。妊娠中のメーガン妃へのお祝いの言葉を含む、称賛の言葉を綴った。(フロントロウ編集部)

 先日、イギリス・ロンドンで開催された英国最大級の音楽賞「ブリット・アワード 2019(Brit Award 2019)」で、夫でラッパーのジェイ・Zとのコラボユニット、ザ・カーターズ(The Carters)として、最優秀インターナショナル・グループ賞を受賞したビヨンセ

 スケジュールの都合で授賞式に参加することができなかったビヨンセとジェイは、ビデオメッセージで受賞の喜びを伝えた。

 大ヒットシングル「APESHIT|エイプシット」のMVになぞらえ、スーツ姿で並んで立つ夫妻の背景には、王冠を被ったメーガン妃の肖像画が。

 MVでは、パリ・ルーブル美術館に展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチ作の名画「モナ・リザ」が映されているが、今回公開されたビデオレターでは、その絵をメーガン妃の肖像画に差し替えるという粋な計らいを見せて話題をさらった。

 受賞から一夜明け、今度は、ビヨンセが自身の公式サイトで公開したオープンレターで、メーガン妃を称賛。
 ヘンリー王子との第1子となるロイヤルベビーの妊娠を祝福するとともに、メーガン妃を“Melanated Mona(黒い肌のモナリザ)”と呼び、黒人コミュニティへの功績などを褒めたたえた。

画像: ©Beyonce.com www.beyonce.com

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 以下、全文訳で紹介。

「今日、私たちはサセックス侯爵夫人であるメーガン・マークルを喜びとともに称えます。
 映画やテレビに出演する女優として活躍したバックグラウンドを持つメーガンは、自らの影響力を善い行いに活用しています。
 メーガンは侯爵夫人となる何年も前から、有色人種コミュニティに関するチャリティのために尽力してきました。ワールド・ビジョン(※1)のグローバルアンバサダーとしてルワンダを訪れ、私たちにとって身近で大切な問題である、クリーンで安全な水を供給することが現地の子供たちにどういったインパクトを与えるかを視察し、ムンバイでは、女性たちの生理にまつわる問題に取り組むミーナ・マーリア・ファンデーション(※2)を訪れ、支援活動に参加しました。
※1 1950年にアメリカ合衆国で設立された国際NGO団体。キリスト教精神に基づいて緊急人道支援、開発援助、政策提言を行う。
※2 インドの女性の性と健康を支援する非営利団体。女性たちが、日頃、口にすることをタブーとされている、生理などに関する相談窓口を設けたり、低コストな衛生管理方法の普及を目指すといった活動を行っている。
 彼女は、2018年5月のヘンリー王子との結婚を機にサセックス侯爵夫人となりました。黒人の血を引く女性がロイヤルファミリーの一員となるのは史上ごく稀なことです。
 メーガンは、ロイヤルウェディングにも、シカゴを拠点に活動する黒人牧師による説教や、素晴らしいゴスペル・コーラス隊、黒人の若いチェリストによる演奏といった伝統的な黒人文化の数々を取り入れました。結婚式は彼女の文化的側面が全面に押し出されたものとなりました。メーガンとヘンリー王子は、人種間関係にまつわるトピックを人々にとってより身近なものにするとともに、大きく前進させているのです。
 ブラック・ヒストリー・マンス(黒人歴史月間)に敬意を表して、“黒い肌のモナリザ”の1人であるメーガンに深々とお辞儀をしたいと思います。妊娠おめでとうございます!あなたにたくさんの喜びが訪れることを祈っています。 

(フロントロウ編集部)

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