『グリーンブック』のアレも実話!
第91回アカデミー賞授賞式で作品賞を受賞した映画『グリーンブック』がついに日本でも公開がスタート。
1960年代、黒人差別が色濃く残る時代を生きた黒人の天才ピアニストのドクター・シャーリーと、イタリア系のドライバー兼用心棒のトニー・“リップ”・ヴァレロンガの友情を描いたノンフィクション映画。
ドクター・シャーリー役を演じたマハーシャラ・アリがアカデミー賞助演男優賞を受賞したことでも知られる同作の隠れた見どころといえば、ヴィゴ・モーテンセン演じるトニーの食べっぷり。
ヴィゴ自身、本作の役作りのために20㎏近く増量しており、本編ではトニーがホットドッグやハンバーガー、フライドチキンなどを口いっぱいに頬張るシーンが多くスクリーンに映された。
そんなトニーの食べっぷりのなかでも、とくに「一度はやってみたい」と思わせる贅沢な食べ方を見せたのが、スライスされていないピザを半分に折って丸ごと1枚頬張るシーン。
予告編にも登場するこのシーンについて、実在のトニーの息子で本作の脚本を務めたニック・ヴァレロンガが米The Wrapに真相を明かした。
ニックにとって父トニーは底なしの胃袋の持ち主だったといい、実際のエピソードとしてホットドックを26個食べた後に、スライスしていないピザを半分に折ってたやすく平らげたことがあるという。
そんな実際のエピソードをもとに、まるで演出のような豪快なピザの食べ方を映画でも描いた。
映画『グリーンブック』は3月1日より公開中。(フロントロウ編集部)