イギリスの航空会社ヴァージン・アトランティックが、勤務中の客室乗務員のルックスに関するルールを変更。「女性らしさ」を義務づける規則を撤廃した。(フロントロウ編集部)

女性CA「すっぴんOK」「ズボン着用可」に

 英ヴァージン・アトランティックが、女性のキャビン・アテンダントに対して化粧を義務づける規則を撤廃するとともに、スカートだけでなくパンツも規定のユニフォームとして支給することを発表した。

画像1: 女性CA「すっぴんOK」「ズボン着用可」に

 ヴァージン・アトランティック社に限らず多くの航空会社には、客室乗務員のメイクアップに関するガイドラインが存在しており、老舗企業ほど女性CAに求めるルックスへの規定が厳しい傾向にある。

画像2: 女性CA「すっぴんOK」「ズボン着用可」に

 そんな背景を受けて、ヴァージン・アトランティックが“女性的”なルールを変更。リップとファンデーションの使用は歓迎するが義務でははないとして、すっぴんでも働けるよう規定を緩めた。

 さらにヴァージン・アトランティック社は、2014年にヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインしたことでも知られるユニフォームの規定も緩め、リクエストがなければ支給されなかったパンツを、今後はスカートとともに規定の制服として支給することを決定した。

 社員が性別に縛られず快適に勤務できるよう、ルール撤廃を決めたヴァージン・アトランティック航空。

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 航空業界は、CAには女性が多く、パイロットには男性が多くと、まだまだ男女差が顕著な業界。とくに容姿については保守的な考えを持つ業界なだけに、航空会社大手であるヴァージン・アトランティック社が化粧の義務化を撤廃したことは、業界全体を前進させる一歩と言える。(フロントロウ編集部)

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