昨年11月に約3年ぶりの来日公演を行なったシンガーのテイラー・スウィフトが、後輩シンガーのコンサート会場で起きた爆破テロ事件や私生活でのストーカー被害が理由で、防犯対策として「軍隊レベル」の“あるグッズ”をつねに持ち歩いていることを明かした。(フロントロウ編集部)

テイラーが抱える“恐怖”が明らかに

 近々、新アルバムを発売するのではとウワサされているテイラー・スウィフトが、表紙を飾った米Elleの最新号のインタビューで、今年30歳になることになぞらえてこれまでの人生で学んだ30個の教訓を紹介。そのなかで、自身が抱える“恐怖”と本人いわく「軍隊レベル」の防犯対策について語った。

 「英マンチェスターの爆破テロ事件(※)と米ラスベガスの銃乱射事件(※※)があってから、ツアーを開催することに恐怖を感じるようになった。だって、7ヵ月以上のツアー期間中に、300万人以上のファンをどのようにして守ればよいのかわからなかったから。(2018年11月に日本で閉幕したレピュテーション・ツアーでは)ファンの安全を確保するために、時間と労力を費やして危険から守る対策を練り、莫大な費用を投じ、努力の限りを尽くしたわ」

※2017年5月にシンガーのアリアナ・グランデの英マンチェスター公演で発生。幼い子供を含む死者23名を出した。
※※2017年10月に米ネバダ州ラスベガスで開催されていた音楽祭の観客を狙った事件で、死者50人超、負傷者500人以上を出すほどの大惨事となった。

画像: レピュテーション・ツアーより。

レピュテーション・ツアーより。

 ツアー中のセキュリティを万全な状態にするために最善を尽くしたと話すテイラーは、自分自身の安全確保にも余念がない。人気セレブがゆえの悲しい宿命ともいえる防犯事情を、エッセイのなかでテイラーはこう綴っている。

 「(武力などを行使した)バイオレンスへの恐怖は私生活にも影響を及ぼした。銃で撃たれた時や刃物で刺された時のために役立つ、軍隊レベルの止血用品を普段から持ち歩くようにしてるの。ウェブサイトやタブロイド紙は、私の家の住所を容赦なくネットにのっける。そのせいで次々とストーカーが自宅に押し入るようになって、結果的に最悪の事態に備えざるを得なくなった」

 じつはこのインタビューが掲載された直後に、過去に2度、テイラーにストーカー行為をはたらいた罪で起訴された男性が、またしてもテイラー宅に侵入&逮捕されるという事件が発生。こうした事情から、レピュテーション・ツアーでは、顔認証システムが搭載された「ストーカー発見器」がコンサート会場に設置されていたと言われている。

 ただし、“恐怖”に屈するつもりはないそうで、なるべく世の中の良い面について考えたり、今まで自分が目にしてきた真実の愛や、人々への信頼を思い出したりするようにして、前を向く努力をしているという。(フロントロウ編集部)

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