シンガーのサム・スミスが、男性としての体型の悩みを語った。(フロントロウ編集部)

サム・スミス、体型に悩んだ幼少期

 シングル曲「ステイ・ウィズ・ミー」で知られるシンガーのサム・スミスが、女優ジャメーラ・ジャミルが行なっている、どのような体型でも自信を持とうと呼びかけるI WEIGH(アイ・ウェイ)ムーブメントのインタビュー動画に出演した。

 このインタビューは自分にとって「人生を変えた」ほどのものだったと、自身のインスタグラムで明かしたサム。動画では、幼少期にぽっちゃりしていたせいで男の子なのに胸があるといじめられ、クラスメイトに胸を鷲掴みにされたこともあると打ち明けた。

 そしてサムは子供のころの、ある衝撃的な経験を明かした。「12歳の時に、胸の脂肪吸引を受けたんだ。その時は嬉しかったけど、食生活を変えられなかったから2週間ぐらいで元の体重に戻ってしまった。でも12歳の子にとって、胸の脂肪吸引を受けることは大きな事件だよね」。

画像: サム・スミス、体型に悩んだ幼少期

 子供のころから自分の体型に悩んできたと話すサムは、2016年から2017年にかけて激痩せ。しかし、自分の体型に一喜一憂することは「ひどく疲れる」と感じたそうで、2019年2月には、自分のコンプレクスを受け入れ、ありのままの自分でいることにしたと、自身のインスタグラムに自分の今の体型の写真を投稿していた。

サムが語る男性のボディポジティブ

 ジャメーラに、男性間のボディポジティブについて聞かれたサムはこうも話している。「男性で、特に有名人の間ではこのトピックについて話す人が全くいないんだよ。この規模のインタビューですら、実は少し変な感じがしちゃう。良くない男らしさだよね。すべての男性の上に重くのしかかってる。自分の体型について話すことは男らしくないってね」。

 ボディポジティブとは、すべての人がどんな体型でも自分の体型に自信を持てる社会であるべきという考え方。この考え方によって、ファッションショーの最高峰パリコレでも細すぎるモデルは起用しないブランドが増えるなど、世界中に大きな変化が表れてきている。

 しかしその多くは女性の体型に注目したもので、サムの言うとおり、男性の体型に対する不安には注目が集まりにくい現実が。

画像: サムが語る男性のボディポジティブ

 サムは、自分が感じている体型への不安を公の場で話すことによって、「自分と同じように感じてる人を、少しでも孤独じゃなく、少しでも自分はエイリアンじゃないって感じさせられたらいいな」と、自身のインスタグラムで話している。(フロントロウ編集部)

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