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4月26日に『アベンジャーズ』シリーズ最終章となる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されることに先駆けて、今まで語られなかった『アベンジャーズ』シリーズの制作秘話が明かされる。(フロントロウ編集部)

『アベンジャーズ』が終わる

 2008年に公開された映画『アイアンマン』に始まり、これまで20作以上もの映画を世に送り出し、世界最大のシリーズ映画に成長したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。

 4月26日に日米同時公開される映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を最後に、MCUの中核となっていた『アベンジャーズ』シリーズの幕が閉じる。

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 シリーズ最終章となる映画の公開に先駆けて、米Empire誌から『アベンジャーズ/エンドゲーム』を特集した特別号が発売される。

 特別号では、出演者や関係者がこれまでのMCU映画や制作秘話を振り返る。また、過去10年でMCUを牽引してきたロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマン、クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカ、クリス・ヘムズワース演じるソー、マーク・ラファロ演じるハルク、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ、ジェレミー・レナ―演じるホークアイのメインキャスト6人がMCUを語るボーナス号も収録される。

画像: 『アベンジャーズ』が終わる

 そんな特別号の発売に先駆けて、同誌のウェブサイトが、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の制作秘話を掲載した。

「指パッチン」はなかった

 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』ほか、多数のMCU映画で脚本・共同脚本を担当したステファン・マクフィーリーが、最終章につながる『アベンジャーズ』シリーズを脚本制作中の出来事を暴露。

※ここから『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれます。

画像: 「指パッチン」はなかった

 ステファンいわく、観客を最も騒然とさせた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でのエンディング、最凶の敵サノスによる「指パッチン」のシーンは、制作当初は盛り込まれていなかったという。

「『インフィニティ・ウォー』の初期案ではストーリーがたくさんありすぎた。むしろ、あの指パッチンは『エンドゲーム』のアクト1の終わりまでするべきじゃないんじゃないかと考えていた」

 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノスの指パッチン、またの名を「ザ・デシメーション」によって、ヒーローのほとんどが粉々になってしまうという衝撃のラストシーン。

 当初は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで引き延ばそうという案があったが、最終的に、このシーンは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストで使われ、続きが気になる展開で最終章に引き継ぐ形に仕上がった。

 世界中の観客の度肝を抜いた指パッチンについて、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは同誌に、「エンディングについては何年も何年も何年も話し合った」と語り、『アベンジャーズ』最後の戦いで「インフィニティ・ガントレット(※)を(映画のストーリーに)採用した理由は、最もショッキングな展開として指パッチンで映画を終わらせるため」だったということを暴露した。
※指パッチンをするために必要な甲冑のグローブのことで、サノスによる指パッチンが発生するコミック版のタイトル。

(フロントロウ編集部)

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