ディズニーの名作アニメの数々で、悪役たちの登場シーンに必ず使われている“ある色”があるのをご存知?
物語の中で主人公にも負けないくらい強烈な存在感を放つ重要な悪役たちの「邪悪さの象徴」として使われているのが、不気味さが漂うライムグリーン。
『白雪姫』に登場する邪悪な女王が年老いた魔女に変身するために飲む怪しいドリンクもライムグリーン。
『眠れる森の美女』の悪役マレフィセントが身にまとう妖気の色もライムグリーン。
『リトルマーメイド』で悪役アースラが主人公アリエルの美しい声を奪うために呪いの魔法をかけるシーンでもライムグリーンが登場。
『ライオン・キング』の悪役スカーの目は邪気を孕んだライムグリーン色。
『101匹わんちゃん』の悪役クルエラの背後にもライムグリーン。さらにアイシャドウやイヤリングにもライムグリーンが使われている。
悪役とほかのキャラクターたちとの差別化を図る目的としても使われているこのライムグリーン。ディズニースタジオ側からの正式な説明などはないが、心理学的には古くから「グリーンは嫉妬の色」と言われており、悪役たちの悪意の源が主人公への嫉妬心である場合が多いことから、ディズニーファンたちの間では嫉妬を表しているという説がポピュラーとなっている。
しかし、じつはこのライムグリーンのほかにも、悪役たちはよく黒、紫、赤の衣装を身に着けているという色にまつわる特徴も。
悪役たちを取り巻く“色”に注目して改めて作品を見なおしてみると、また違った見方が楽しめるかも。 (フロントロウ編集部)