大人気ドラマシリーズに何シーズンにもわたって出演すれば、俳優としての知名度が上がり降板後もすんなりと次の作品の出演が決まりそうだが、意外と逆だった!?
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン1~5で王の盾マーリン・トラント役を演じたイアン・ビーティーが、業界の厳しさを感じさせる体験談を明かした。
英バーミンガムで開催されたMCM Comic-Conのパネルインタビューに登壇したイアンが、『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演したせいでオーディションにて門前払いになったと告白。
「番組の名前は言えないけど、オーディションに参加した番組があった。ビデオゲームをもとにしたシリーズで、AmazonかNetflixだったかは思い出せないけど、キャスティングコールの下に『ゲーム・オブ・スローンズのキャストはお断り』と書かれていたんだよ」
「これが起こったのは初めてのことじゃない」と語るイアンは、番組側は『ゲーム・オブ・スローンズ』の強烈なブランドイメージを番組にもたらしたくなかったのではと推測した。
ほかの番組に煙たがられるのは、それだけ、『ゲーム・オブ・スローンズ』の影響力が強いということ。とは言え仕事を探す俳優にとっては困った話で、イアンも、「『ゲーム・オブ・スローンズ』には実力のある俳優がけっこういるのに、なんだって!?って感じだよ」と口にした。
ちなみにイアンが言っていたシリーズは、Netflixが同名ファンタジー・ビデオゲームをドラマ化する『The Witcher:ザ・ウィッチャー』ではないかと思われる。
本作は、怪物退治を請け負う凄腕のハンター“ウィッチャー”のゲラルドが、陰謀と策略が渦巻く戦国の世界で戦う姿が描かれるシリーズ。ジャンルも概要も『ゲーム・オブ・スローンズ』を彷彿とさせるため、イアンが門前払いになってしまったのは仕方がないかもしれない。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、最終章となるシーズン8の放送が4月15日(月)よりBS10スターチャンネルにてスタートする。(フロントロウ編集部)