ラッパーでデザイナーのカニエ・ウェストが初めて手掛けるはずだった幻のアパレルブランド、パステル(Pastelle)の世界に1つしかないスニーカーが売り出されることになった。(フロントロウ編集部)

貴重すぎるスニーカーが売り出し

 ラッパーとして活躍する傍ら、人気デザイナーとしてアディダス(Adidas)とパートナーシップを組むカニエ・ウェストだけれど、カニエが最初に手掛けるはずだったパステル(Pasttelle)という幻のブランドがあった。

 このブランドには、大人気デザイナーとしてオフ・ホワイト(Off-White)やルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)を手掛けるヴァージル・アブローをはじめ、コンサルタントにディオール(Dior)のキム・ジョーンズ、ロゴ担当にカウズ(KAWS)、流通の手助けにベイプ(Bape)など、今では考えられないメンツが揃う予定だった。

画像1: 貴重すぎるスニーカーが売り出し

 そして2009年にデビューさせる予定だったけれど、その年に行なわれたMTV VMAでカニエがテイラー・スウィフトのスピーチを妨害する事件が発生し、それ以降、カニエはスポットライトから遠ざかることに。この頃にLAに構えていたパステルのオフィスが閉鎖され、パステルはそのまま幻のブランドとなった。

 しかし、パステルはじつは多くのサンプルを制作しており、パステルのモデルを務めたジオ・ミッチェルがその1つであるスニーカーを手にしていた。2010年秋冬コレクションで発表されるはずだった、このサンプル版スニーカー。今回、ジオがそれを売りに出したことで幻のブランドのスニーカーが市場に登場。

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 スニーカーのサイズは9で、値段は約55万円(5,000ドル)。今やカニエが手掛けるスニーカーは手に入りにくく、プレ値がつくほど高騰することも。なかでもこのスニーカーはもう存在しない幻のブランドのアイテムだけに、争奪戦となりそう。(フロントロウ編集部)

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