ディズニーにとっては「毎日がアースデイ」
環境問題に対する世間の関心を高めるための日として1970年に誕生した、4月22日の「アースデイ(Earth Day)」を目前に、米ディズニーがフロリダ州オーランドにある世界最大のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」に新たな太陽光発電施設を作ったことを発表。
「ディズニーでは、毎日がアースデイです」
マジック・キングダム(※)約2個分に相当する土地に50万個のソーラーパネルが敷き詰められた新施設は、ディズニーリゾート最大級の太陽光発電施設だそうで、ディズニー・ワールドの中にある4つのパークのうち2つのパークに十分な量の電力を供給することができるという。太陽光発電システムは二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しないため、ディズニーの担当者いわく、約1万台の乗用車から排出される温室効果ガスを削減するに等しいそう。
※ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの中にある4つのディズニーパークのうちのひとつ。中のつくりは“ディズニーランド”とほとんど変わらないが、世界各国のディズニーランドの中で、唯一「ディズニーランド」という名称がつけられていないディズニーランドとして知られる。
ちなみに、ディズニー・ワールドにはすでに2016年に建設された別の太陽光発電施設がある。こちらはソーラーパネルの設置数4万8,000個で規模は新施設の足元にも及ばないが、ソーラーパネルがディズニーのキャラクターであるミッキーマウスの形に設置されていることで、建設当初大きな話題となった。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、2020年までに温室効果ガスを50%削減(2012年比)することを目標に掲げている。(フロントロウ編集部)