1日の3分の1を過ごすベッドで、顔の肌や髪の毛が触れるところといえば枕カバー。普段、スキンケアを丁寧に行なって、値が張る美容液やナイトクリーム、ヘアオイルをつけていても、意外と枕カバーは気にしていないという人は多いのでは?
実は、枕カバーはスキンケアやケアケアと同じぐらい肌や髪の状態を左右させる重要なファクターなのだそう。海外のエキスパートが紹介する枕カバーの選び方を参考にしてみて。
悩みタイプ別、枕カバーの選び方
肌や髪の悩みに応じて、選ぶべき枕カバーがあるという。
肌や髪のうるおいが足りない→シルクの枕カバー
肌や髪にうるおいが足りなかったり、髪への傷みが気になるときはシルクの枕カバーがオススメなのだそう。
人気モデルのベラ・ハディッドや、ビヨンセの妹でシンガーソングライター兼女優のソランジュを手掛けるヘアスタイリストのジャワラは、髪のためにはシルクの枕カバーをオススメ。「シルクの素材なら、髪の毛のキューティクルが開いたり乱れたりしにくい」と米メディアmarie claireに話している。
ニューヨークで活躍するフェイシャリストのエマニ・モネ・ジェッタも、「シルクの枕カバーは、生地がとてもなめらかだから髪や肌が生地に引っかかりにくく、摩擦が起きないので髪へのダメージを最小限に抑えられる」と米メディアPopsugarにコメント。
また、シルクには水分を保持するセシリンという成分が含まれているので、シルクの枕カバーで寝るだけで、睡眠中のパサつきや乾燥が軽減。髪や肌がうるおうのだそう。
肌を引き締めたい→コットンの枕カバー
エマニは、シルクとともにコットン100%の枕カバーもオススメしている。エマニ自身もシルクの枕カバーとコットンの枕カバーの両方を使っているそうで、「コットンは通気性があって、肌を引き締めることができる」とコメント。
日本は湿気が多いから、さっぱり感がほしいときにはコットンを選ぶと良さそう。
ニキビ、脂性肌→銀イオンの枕カバー
ニューヨークのエステティシャンのエッセンス・ムーアは、「もし肌にニキビや炎症があったり何かトラブルがあるなら、生地に抗菌作用のある銀イオンを含んだ枕カバーが一番!」とアドバイス。
何日も洗っていない枕カバーは雑菌の温床になるから定期的に洗って清潔にするのはもちろん大切だけれど、銀イオンを織り込んだ枕カバーなら清潔さを保ちやすいそう。
枕カバーを洗う頻度
枕カバーは選び方だけではなく、洗う頻度も気をつけたほうが良いという。
セレブのなかには、枕カバーは毎日取り換えるとこだわっている人もいるほどで、清潔にしておくことは美容のためにとても大切。
毎日取り換えることが難しくても、スキンケアで整えた肌に菌や汚れがつかないよう、2〜3日に1度は取りかえたほうが良いのだとか。
せっかくのスキンケアやヘアケアを台無しにしないよう、いま使っている枕カバーを見直してみては。(フロントロウ編集部)