2012年にXXLの期待の新人に選出され、デビューアルバムではいきなり全米アルバムチャートで8位を獲得し、米Forbesが発表する2018年度版の「最も稼いだヒップホップアーティスト」では、9位にランクインしたラッパーのフューチャーが、5月11日と12日に行なわれるEDC JAPANのために初来日。EDMのフェスなのに、ヒップホップのアーティストが出演するということで、大きな話題になったフューチャーのことをおさらい。
2週連続、違うアルバムで1位を獲得
7枚のアルバムと10本以上のミックステープをリリースし、ヒップホップ界においてなくてはならない存在となっているフューチャーは、オートチューンを使用した特徴ある声でラップを披露しているアーティスト。
これまでリリースしたアルバムは、軒並み米Billboardチャートで上位にランクインしており、2015年からは全てのアルバムで1位を獲得。
そんなフューチャーが米Billboardチャートで前代未聞の記録を達成したのは、2017年のこと。フューチャーは、アルバム『フューチャー』と『ヘンドリクス』を2週連続でリリース。1作目のアルバム『フューチャー』が全米チャート初登場1位になり、翌週にリリースされた2作目のアルバム『ヘンドリクス』も1位を獲得。
これはBillboard チャートでも異例で、歴史あるチャートの史上初の記録を樹立した。
テイラー・スウィフトやリアーナともコラボ
じつはフューチャーがコラボしたアーティストは数知れず。ヒップホップはもちろんのこと、ポップスのシンガーやEDMのアーティストなど、ジャンルを問わずコラボしている。その中でも有名なのがテイラー・スウィフトや、リアーナといった大物アーティスト。ドレイクにいたっては、一緒にツアーを周ったことがある仲。
レジェンドラッパーとして知られるカーティス・ブロウや、今ノリに乗っているジュース・ワールドから絶賛され、多くのアーティストから才能を認められたフューチャーがコラボしたシンガーとその楽曲を紹介。
テイラー・スウィフト「エンド・ゲーム」
リアーナ「ラヴィー・ソング」
カルヴィン・ハリス:「ローリン」
21サヴェージ&メトロ・ブーミン「X」
1ヵ月にファッションに2,200万円以上
2016年に米GQで最もスタイリッシュな男性として紹介されたフューチャーは、1ヵ月に2,200万円~3,300万円という驚愕の金額をファッションにつぎ込んでいると米メディアComplexで明かし多くの人の度肝を抜いた。
フューチャーはリーボックとコラボして、「フリュカゼ(FURYKAZE)」というスニーカーをリリース。さらには自身のレーベルであるフリーバンズ(Freebandz)では、ファッションアイテムもリリースしており、完売する商品が出るほど人気を博している。
また、ファッション愛が強いフューチャーは、過去に人気ファッションブランドであるメゾン・マルジェラ(Maison Margiela)に捧げる楽曲「メゾン・マルジェラ」も作っている。
記念すべき初来日のフューチャーは、5月11日の18時25分~EDC JAPANにて、日本の観客の前で初めてパフォーマンスを行なう。(フロントロウ編集部)