人気ブランドのプラダとミュウミュウが、今後リアルファーを使わないことを宣言した。(フロントロウ編集部)

プラダ・グループがファーフリー宣言

 グッチ(Gucci)、ヴェルサーチェ(Versace)、バーバリー(Burberry)、アルマーニ(Armani)といったトップメゾンが続々とファーフリー宣言している今、新たにプラダ(Prada)と姉妹ブランドのミュウミュウ(Miu Miu)、そしてグループの傘下であるチャーチ(Church's)やカー・シューズ(Car Shoes)が仲間入りを果たした。

 プラダとミュウミュウは、動物保護団体からリアルファーを廃止するよう猛抗議を受け、2018年9月に徐々に削減していくと明言。それから約8ヵ月が経ち、ついにリアルファーを使用しないことを発表した。

 プラダとミュウミュウのデザイナーであるミウッチャ・プラダは、「エシカルな物を要求する声に応え、革新的な素材にフォーカスしながら新しいクリエイティヴデザインの境界線を探求することが出来ます」と声明を発表した。

画像: 左からミウッチャ・プラダと俳優のアンセル・エルゴート。

左からミウッチャ・プラダと俳優のアンセル・エルゴート。

 最近では顧客のエシカル思考が強いため、リアルファーやエキゾチック・スキンの使用を禁止するというブランドも増えてきており、ファッション界全体がエシカルモードにシフトしている。

 プラダとミュウミュウは2020年のウィメンズコレクションからファーフリーを明言しているだけに、リアルファーを使用しない新しいコレクションには注目が集まるに違いない。(フロントロウ編集部)

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