シンガーのアリアナ・グランデが中絶や避妊を支援する非営利団体に多額の寄付を行なった。(フロントロウ編集部)

 アリアナ・グランデが6月8日に行なった米ジョージア州アトランタでの公演の収益を医療系非営利組織の「プランド・ペアレントフッド」に寄付していたことが分かった。

 アリアナが25万ドル(約2700万円)にもおよぶ寄付を行なったプランド・ペアレントフッドは、女性の性と生殖の自由を支援する目的で人工中絶や避妊薬処方、性病治療、乳がん検査などを行う団体。

画像: アリアナ・グランデ、「中絶や避妊」を支援する団体に約2700万円を寄付

 アメリカでは、2019年に入ってからすでに16もの州がレイプや「中絶禁止法」を制定。医療措置を必要とする場合を例外に、レイプや近親相姦によって妊娠した場合でも中絶は認めないという厳しい法律は、女性の人権を無視したものだと全米で抗議運動が勃発。数多くのセレブたちも憤りの声を上げている。

 アリアナが公演を行なったジョージア州でも、州知事が多くの女性が妊娠を知る前の6週目頃、医師が胎児の心音を確認できるようになった時点からの中絶を禁止する法案に署名。差し止められなければ2020年1月から発効することから、賛成派と反対派が激突する緊迫した状況となっている。

画像: 5月下旬、アトランタにある州議会議事堂前で通称「ハート・ビート法」と呼ばれる法律の制定に反対してデモ行進を行なう女性たちの姿。

5月下旬、アトランタにある州議会議事堂前で通称「ハート・ビート法」と呼ばれる法律の制定に反対してデモ行進を行なう女性たちの姿。

 そんななかで行なわれたアリアナの多額の寄付には、彼女の中絶禁止法への強い反対の意思が込められている。

 プランド・ペアレントフッドの基金管理部門の責任者は、米Peopleにアリアナからの寄付が25万ドルを超える額であること認め、「アリアナ・グランデさんはジョージア州、そしてアメリカ全土で女性の健康に反対する政治家たちが安全で合法なすべての人工妊娠中絶を禁止しようしているこの危機的な時期に寛大な寄付をして下さいました」、「彼女のように私たちの団体の闘いをサポートしてくださる皆さんに感謝しています」と感謝の言葉を伝えた。

 ジョージア州での中絶規制法に関しては、ウォルト・ディズニー社やNetflix社といった大手メディア関連企業も反対の意向を示しており、もしも正式に施行されれば、同州での事業を見直すと発表している。

 コンサートなどでの収益をプランド・ペアレントフッドに寄付したのはアリアナが初めてではなく、5月にはラッパーのトラヴィス・スコットもアラバマ州での公演会場で販売したコンサートグッズの全収益を寄付すると宣言。

 さらにシンガーのマイリー・サイラスも、最新EPのリリースを記念して発表した人気ブランド、マーク・ジェイコブスと自身が設立したLGBTQ+の若者を支援する財団「ハッピー・ヒッピー・ファンデーション」のコラボアイテムの売り上げをプランド・ペアレントフッドに寄付することで同団体への支持を表明している。(フロントロウ編集部)

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